弐拾禄話 ページ27
「……………っ!?」
「無闇に頭を出すな!狙撃手に撃ち抜かれるぞ!?」
「分かってる!」
無事ドローンをはじき飛ばした私は、攻撃部隊が潜んでいるという大きなコンテナの中にカロンと二人で乗り込んでいる
ノエルは危ないので一応コンテナの外に待たせているが、もし彼女が襲われてしまっては身も蓋もない
ということでノエルには私の力で作った小刀を渡してある
殺傷能力はそれほど優れていないが、もしもの時に身を守る程度にはなるだろう
「それにしてもこの気配………………一人だけじゃないな」
「でしょうね。早く見つけ出さないと私達が危ないわ」
限られた視界と銃を構える僅かな音。それだけで敵を見つけなければならない
「カロン。ここは任せても構わない?」
「あぁ。どうした?」
「ドローンの時の痺れが完全に取れてなくて。あと少し休めば取れると思うから」
「分かった。そこに座って隠れてろ」
私の頭を乱雑に撫でると、カロンは狙撃手と交戦しに向かった
私も早くこの痺れを取って、応戦しなければ
今はどうにかなっているが、リッパーはそう簡単に倒せる相手じゃない
ましてやカロンもまだ完全に回復していないのだ
銃声が響く中、私はそんな事を考えていた
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ココロ(プロフ) - 続編に移れません、、、。今準備ちゅうだから、とかですか?続き楽しみにしてます。 (2019年1月31日 9時) (レス) id: ab8077af61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沢村姫華 | 作成日時:2017年4月2日 14時