重壱話 ページ11
「それで落ち込んでいるのね」
「そういうことになるな」
確かにそれはノエルには大きすぎるショックかもしれない
けれど
「「「!?」」」
突如聞こえたのは窓が勢いよく割れた音
何事かとノエルの元にかけつければ、そこには金髪の警察官の身なりをした男がいた
そして瞬時に理解する。この男は普通じゃない
精神的にいかれてるとかそういった次元のものじゃなくて
"私と同じだ"
ぞくりと私の背後を何かが走った
けれどそんな感情に囚われてしまっては、出来ることも出来なくなってしまう
両頬を勢いよく叩き、意識をなんとか冷静に保つ
男の背後には重装備をした警察官が数人立っている
カロンにノエルを絶対に守るようにと支持すると、私は彼らに歩み寄る
何も装備していない私に油断したのか、彼らの動きが一瞬緩んだ
「甘いよ」
「なっ!?」
私の回し蹴りでまとめて壁に警察官等を叩きつける
金髪の男にはよけられてしまったが、まあ上出来なほうだろう
「あとはあなた一人なのだけど」
「…………………………」
余裕そうに私を見つめる男
そんな態度に腹が立って、私は力で刀を作り出す
流石に切るわけには行かないので、峰打ち程度に当てるつもりだ
________だが
男はそれを軽く受け流すと、バックステップでこの家を後にした
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ココロ(プロフ) - 続編に移れません、、、。今準備ちゅうだから、とかですか?続き楽しみにしてます。 (2019年1月31日 9時) (レス) id: ab8077af61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沢村姫華 | 作成日時:2017年4月2日 14時