＃９３ ページ43
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「ねぇ、今の話ほんと？」
廊下脇のベンチに腰掛けると頭上から聞こえてきた声
渡辺「…なにが」
目黒「いや、とぼけないでよ
Aのこと追いかけてったと思ったら…
今日アイツが元気ないのって翔太くんのせいじゃん
なに、手出したって…信じらんないんだけど」
渡辺「お前に関係ねぇじゃん」
目黒「関係あるでしょ、十分
俺、アイツのこと好きだし
メンバーがあんな顔してたら誰だって心配するでしょ
追いかけてったの、アイツの相談でも乗りに行ったのかと思ったのに
なんであの顔させてんのが翔太くんなの」
目黒の顔を見てハッとした
那須が好きだからこそ、そんな表情するんだよな
苦しそうに歪んだ顔が、自分の行動がいかに浅はかだったかを感じさせた
目黒「ずるいよ、翔太くん
あんだけ長い間、アイツからの好意を否定してきたくせに…
なのに、手出しちゃってさ
ずるいよりも、失望したよ」
心底幻滅したとでもいうような表情に、苦しくなった
ずるい、か…
アイツを抱いて、気付いてしまった
誰を想っていて、誰を欲しているか
確かに那須は俺を想ってくれていたけど、それはもう過去の話だってことが分かった
後悔してるよ、すごく
あの頃の自分を
目黒「Aの中の翔太くんは、きっとそんな人じゃなかったよ
翔太くんは自分から、そういう行動をしたんだよ」
渡辺「分かってるよ」
宮舘「翔太に目黒…」
深澤「そろそろ撮影だけど
めめ、Aは？」
目黒「舘さん、メイク室に行ってもらえる？Aいると思うから」
宮舘「分かった」
空気を読んだ涼太が楽屋のドアを閉めてメイク室へ走っていった
深澤「んで？声でけぇからドアの近くにいた俺らには大体聞こえてたけど、お前らもーちょい声抑えて」
目黒「ついカッとなって…すみません」
深澤「めめがAのこと思って言ってくれてたのは分かってっから
そんで翔太、俺はお前がやったことに対してな何も言わない
お前らが何をしようが俺らに口出しは出来ない、同意の上ならな
でもな、もしアイツを悲しませたりしたんなら話は別」
渡辺「うん、分かってる…」
深澤「顔、ひどいから洗って目覚ましてきな
ラウールたち心配しちゃうから」
渡辺「うん」
なんだよ、両思いなんじゃん
俺の入る隙なんて、無いんじゃん
那須…無かったことになんて出来ねぇよ
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ゆめ - 更新ありがとうございます。深澤担としては深澤さんと幸せになってはほしいのですが、しょっぴーとのこれからも気になります。次の更新も楽しみにしていますね！ (2021年6月4日 23時) (
レス) id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん(プロフ) - 深澤推しだからどうしても深澤の応援をしたくなってしまう、、っ！！しょったあ、やっと素直になったのかあ！こんな大変な世の中ですが、お体崩されないよう、いつもお話たのしみにしてます！ (2021年5月24日 14時) (レス) id: 59b48e649d (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 素直になった渡辺くんー！！！！！更新たくさんでうれしいです！！ (2021年4月10日 17時) (レス) id: 0b41a58c52 (このIDを非表示/違反報告)
NiCO(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！翔太オチを期待して読み始めたので翔太オチだったらありがたいです(涙)更新楽しみに待ってます。頑張ってください(*^ω^*) (2021年4月10日 15時) (レス) id: ff9e853eae (このIDを非表示/違反報告)
柊 美優(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます（泣）これからも期待に応えられるよう頑張ります！^_^ (2021年4月9日 23時) (レス) id: 477a867656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 美優
| 作者ホームページ：http:twitter.com/iam_angel6
作成日時：2020年5月30日 20時
