＃２４ ページ24
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目黒｢翔太くん一筋とか、なんだよキャラかよ｣
『それは違う』
目黒｢何が違うんだよ
お前の行動がそれを物語ってんだろ｣
『…捉え方によってはそうかもね』
キャラではない
だって私は、確かに翔太くんに恋心を抱いていて
この7年間、いつでも全力でオトす勢いでいたんだから
でも、それとこれとは話は別でしょ？
だって大人なんだから
目黒｢純粋そうにしてると思えば、そんな女だったとはな｣
『それは世間が勝手につけたイメージでしょ？
私は一度もそのイメージ通りですなんて言ってない』
めんどくさい、この人
飲みたくないって言ってんのに、酒はどんどん注がれるし
飲めと言わんばかりにこちらを睨んでくる
『私が誰とどういう関係であろうが、目黒には関係ないでしょ？』
目黒｢確かに｣
『じゃあもういい？
帰りたいんだけど』
はい、コレ
財布から1枚、お札を取り出してカウンターに置いた
ここ最近、ゆっくり休めてないから早く寝たい
じゃあね、と目黒に背を向けて、出入り口に向かおうとする
雄登に連絡入れておこうと携帯を取り出して、ドアに手をかけたところで
腰が引っ張られた
ここでそんなことをするのはアイツしか居ないわけで
『…目黒、離して』
目黒｢嫌｣
『なんなの？』
目黒｢ねぇ、ホテル行こ｣
『はぁ？冗談やめて
もう酔ったの？』
目黒｢冗談じゃねぇし酔ってねぇから
深澤くんだけじゃなくて、俺とも関係持ってよ｣
『絶対にイヤ、無理』
目黒｢深澤くんともヤ れるんだから、俺ともヤ れるだろ｣
『ヤれない』
目黒｢じゃあ深澤くんともそんな関係やめろよ｣
後ろからギュ、と抱きしめられた
目黒｢…やめてくれよ｣
なんでそんなに苦しそうに言うの？
『やめれたら、とっくにやめてる…』
でも連絡がきてふっかの家に行ってしまうのは変われない私
『目黒、離して』
もう何度目か分からないその言葉を言うと
そっと、離してくれた目黒に向き合った
『私は目黒とも関係になるつもりはない
これ以上堕ちた人間になりたくないの
それに、後輩に手出したくない』
ふっかとのこと、誰にも言わないでね
再びバーのドアノブに手を伸ばした
『心配してくれてありがと』
最後にそう言い残して
見上げた空にはたくさんの星が輝いていて
もうすっかり夏を感じる外の空気を思いっきり肺の中に吸い込んで
大通りでタクシーを拾った
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凛(プロフ) - はじめまして。まさかのエレクトーンが紅一点ちゃんと共通点だなんて！！！と勝手に上がってコメント失礼いたしました。更新楽しみにしております。 (2020年6月8日 5時) (
レス) id: 0ac44f0feb (このIDを非表示/違反報告)
雪ん子。 - すっごく読みやすくて、ドキドキさせてもらってます！！これからも更新して下さったら嬉しいです！！！(≧▽≦) (2020年5月30日 23時) (レス) id: ccb0d32bc6 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 今日の読んでたら、阿部ちゃんいいなーってなりました！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月30日 19時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
rouge(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます(^^)最後誰とくっつくのかなぁと楽しんで見させて頂いています♪あえてあべちゃんとくっついて欲しいなぁと思ってます笑。これからもご自身のペースで頑張って下さいね！ (2020年5月30日 7時) (レス) id: 39e165841d (このIDを非表示/違反報告)
薫乃(プロフ) - 深澤さんに報われてほしいです(T-T)そして翔太くん後悔しなさい(T-T)ふっかさん、、、リアコ過ぎます(T-T) (2020年5月29日 16時) (レス) id: 58fa025e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 美優
| 作者ホームページ：http:twitter.com/iam_cham7
作成日時：2020年4月18日 16時
