２８７* 出会い編 ページ37
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いつも通り、ファンレターを階段の隅で呼んでいた時だった
｢ねぇ、何で泣いてるの？｣
すごく驚いた
ここの場所はスタッフさんですら全く通らないはずなのに
ましてや泣いているのを誰かに見られていたなんて
顔を上げると、そこにはJrであろう背の高い男の子がいて
｢君、藤咲Aちゃんでしょ？Snow Manの｣
『…わ、』
｢ん？｣
『私んこと、知ってるん？』
｢そりゃ知ってるよ
君、Jrの中で有名だし｣
『あ、そうなんや…』
初めて見る顔に人見知りの私は壁を作ってしまう
というか…この人誰？
｢俺ね、目黒蓮っていうの｣
『めぐろ、くん』
目黒｢うん、そう｣
隣に座ったかと思えば、自己紹介をしてくれた目黒くん
『目黒くんは、なんでここにおったん？』
目黒｢…ずっと泣いてたから、かな｣
『え？』
目黒｢Aちゃん、いつもここいるでしょ？
俺結構前から知ってたんだよね
いつもはさ、大きいお兄さんたちと肩を並べてるから、この子強いんだろうなって思ってた
だからビックリしたんだよね、こんな端っこで泣いてるの見て｣
私に目を合わせて、
目黒｢泣くならさ、1人で泣かないで
俺が隣にいてあげるよ｣
そう言った
抑えきれなかった
『〜ッ』
目黒｢え、ちょ、ごめん
嫌だった？｣
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Meguro side
Snow Manさんたちいるし、きっと今日もいるんだろうな
そう思って、休憩中に俺は階段へ向かった
案の定、彼女はそこにいて
いつもみたいに、1人で泣いていた
小さい背中を震わせて、声を上げないように、必死に静かに泣いている彼女に
今日こそは話しかけようと拳を握り、1歩を踏み出す
目黒｢泣くならさ、1人で泣かないで
俺が隣にいてあげるよ｣
目を真っ赤にして泣くのを耐えていた彼女は
ついにボロボロと大粒の涙を零し始めて
『〜ッ』
彼女の後ろ姿はずっと見てきたけど、真正面で泣かれてしまうとどうしようも出来なくて
目黒｢え、ちょ、ごめん
嫌だった？｣
思わず小さな身体を抱きしめた
……ほんとに小さい
少し力を入れたら壊れてしまいそうなくらい、彼女は小さくて、細くて
俺が今まで見てきた、Snow Manさんと肩を並べるAちゃんじゃなくて
ありのままの姿がそこにあった
『目黒くん、ありがとう』
目黒｢どういたしまして｣
泣き腫らした目で、優しく微笑む彼女に胸が高鳴ったのはこの時だった
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?(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！Twitterの方申請させて頂きました！これからも楽しみにしています。 (2020年4月25日 8時) (
レス) id: 17f502d05d (このIDを非表示/違反報告)
麗華 - 毎回更新楽しみにしています！番外編すごく読みたいのですがTwitterをやってないのでこちらでも公開してほしいです！お願いします。 (2020年4月25日 7時) (レス) id: cf7a86408c (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - 初めましてこんばんは。お話一気に読ませていただきました！更新が楽しみです。Twitterもフォローさせていただきました。 (2020年4月24日 20時) (レス) id: 342f91490d (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - こんばんは。こちらでも公開して下さい。ツィッターやってないのて読めません。 (2020年4月24日 19時) (レス) id: 65df8788a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています！Twitterフォローさせていただきました！ (2020年4月24日 18時) (レス) id: 670ee995ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 美優
| 作者ホームページ：http:twitter.com/iam_mgr2
作成日時：2020年3月21日 17時
