【オリジナル】本音 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:649 hit

2 ページ4

わかってるつもり

私には仲間がいる事

分かってるけど

どうしても心がそれを拒絶してしまう

過去に縛られて

私だけ前に進めない

受け入れることが出来ない

担任も、親も流星も、奏音も優也も

私を理解してくれたのに

流星「まぁ、お前が来るの2人も楽しみにしてるからな、気が向いたらまた来いよ」

『ん、わかった』

机に伏せて出そうになった涙を堪えて

普通のいつもの私を演じた

流星「あ、そう言えば文化祭」

丁寧にたたまれたプリントを

片手で渡してきた

『え、私、今年も出な』

流星「奏音が部活で主役、お前に1番に見て欲しいってさ」

少し起こった時に似た顔をしたから

『流星、妬いてんだ』

流星「はぁ！？べ、別に！」

『好きだもんね、奏音のこと』

昔からそう

流星はヤキモチ妬くと

眉間にシワを寄せる

一瞬だけだけど

流星「お前には叶わないな」

『当たり前、幼馴染なめんなよ』

流星「で？来んの？来ないの？」

来たいけど、正直

流星「学校の中あんまりわかんないからなぁ…って思ってんだろ」

『流石、案内役お願いねー(棒)』