人殺しと呼ばれたアメリカ帰りの天才を優秀と野犬は好きになる MIU404

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〜伊吹〜



マイちゃんを送ると、アパートから出てきた男とベトナム語で何かを話す


あれがマイちゃんの好きな男？



2人は日本語学校も同じで、そこそこ仲は良いらしい





さっそくその、日本語学校に聞き込み


水森｢大変真面目な生徒さんです｣


志摩｢サボる生徒も多いですか？｣


水森｢そういう学校もあります。生徒が寝ていても休んでも注意しない。定員20人のクラスに50人押し込める。その分、学費が儲かります｣


志摩｢それは違法では？｣


水森｢先月もそういう学校が摘発されました。うちは違いますよ｣


志摩｢じゃあ水森先生は｣


水森｢先生ではなく事務員です。生徒達に期日までに学費を払わないと退学になるぞって、脅す役｣


辛いなぁそれ


もちろんそういう人が必要なのは分かるんだけどさ



志摩は淡々とマイちゃん達のことを聞いていく








志摩｢気付いた？｣


伊吹｢うん。あれは伊達メガネだ。俺と同じで度が入ってない｣


｢そうなの？｣


志摩｢食いつくな。あと違う。マイとナムは金に困っており、強盗してもおかしくないの暗に言ってた｣


伊吹｢うわ〜。受け取り方が意地悪〜。性格悪〜｣


志摩が電話で離れるとAちゃんは壁にもたれて何かを考える


声をかけようとすると志摩が戻ってきて、ナムにはアリバイがあったんだって

9日の深夜、弁当工場で働いてた


これでマイちゃんの共犯説消えたと喜んでいると、他に強盗の友達がいるかもしれないと否定された



夕方になるとマイちゃんはアパートじゃない、どこか別のとこに向かってた


コンビニは休み


牛丼屋に入っていくから飯かなと思いきや、バイトの掛け持ち


｢コンビニで週27時間。留学生が働いていいのは週28時間じゃなかった？｣


夜になったらまた別の場所にいき、朝まで荷物の仕分け


トリプルワーク



あんな生活、体壊すよ


志摩｢上限28時間じゃ時給1000円でも月10万｣


伊吹｢生活費と学費。日本に来るために作った借金100万。これ返そうと思ったら全然足りない｣


九重｢それって日本に来る前には｣


伊吹｢だから分かってないだって。来てビックリ｣


この前捕まえた技能実習生も似たような話しだった


陣馬｢マイはたたきに関係あるのか｣


九重｢たたき？｣


｢強盗の隠語｣


運送会社で雇われてる技能実習生達は全員怪しいらしく、アリバイを洗うことになった



誰も彼も、きゅんともきゅるっともしない


マイちゃんの好きなやつはどの男なんだ

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