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〜A〜
伊吹くんの突然の告白
私に言ってるんだよね?私の名前呼んだし
伊吹「めっちゃ好き。俺の中の少年がAちゃんにビビビビビっと……イテッ!え、ちょっと待って待って。何?」
志摩「野生の獣には檻が必要だったな」
伊吹「俺はただ素直な気持ちを言っただけ」
志摩「お前の中の少年なんか知りたくもないわ!」
伊吹「お前に言ってないから!」
毛利「愉快な職場ですね」
陣馬「大体こんな感じです」
「志摩くん。同僚に手錠かけるのはどうかと思うよ」
志摩「こんな危ないやつを野放しにするほうがどうかしてる」
桔梗「名簿の件は書類待ち。生徒達のほうは……また通報してこなきゃいいけど」
九重「しないでしょ。警察が聞き込みに来たことは伝わってるはずです」
伊吹「やるね。やつらはまたやる」
九重「まさか。常識的に考えてこの状況で」
伊吹「お前の常識とか知んねえけどさ。九重はやつらと自分、似てると思う?」
九重「犯罪者と一緒にしないで下さい」
伊吹「だろ?違うだろ?どっちかっつうと俺並みのバカだろ?そいつらは。な、だったら俺の言うこと聞いとけ」
志摩「よし。バカ代表」
伊吹「おう」
志摩「どうしてまたやると思うんだ」
伊吹「走りたいから。走りたいんだよ。それだけじゃん」
走る場所を奪われた彼らにとって、このゲームが唯一残された
・
伊吹「助けてーってする役の女の子。どんな子かなぁ。何かさぁ。声がきゅるっとしてるよね」
志摩「きゅるっとした女、好きなんだっけ」
伊吹「そう!覚えてた?」
志摩「そのきゅるっとが未だによく分からんが。少なくともAはきゅるっとしてない」
伊吹「うん?」
志摩「好きだの何だのセクハラじみたことを言うな」
伊吹「だってさぁ。好きって思ったんだもん」
志摩「A。いつでも訴えていいからな」
「私も伊吹くん好きだよ」
志摩「はぁ!?」
伊吹「え!嘘!ほんと!?」
「志摩くんも好きだよ」
伊吹「あ……あぁー。そっちの好きね」
志摩「俺のほうが好きだよな。伊吹より」
「同じぐらいかな」
志摩「はぁぁーーーーーー」
肺活量すごいな
窓開けて空気の入れ替えをされる
伊吹「隊長の彼氏ってどんな人かな」
志摩「あのな伊吹。隊長は……」
誤解を解こうとすると運悪く無線が入った
そうだよね
彼らにとって走るのは、生きること
酸素と同じ役割を果たす
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Mmmm(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしています! (2023年2月12日 19時) (レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - Mmmmさん» コメントありがとうございます!更新の予定はめちゃくちゃあります!ラストまでの展開も全て考えているんですが、ついつい他作品ばかり更新してしまい、この作品が手付かずになってしまってる状態です……(汗) (2023年2月12日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
Mmmm(プロフ) - すごくいい小説ですね!思わず更新停止しているにも関わらず一気読みしてしまいました☺️これから更新される予定はありますでしょうか? (2023年2月12日 16時) (レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2022年12月5日 9時