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〜A〜
公園の入り口に戻ると伊吹くんがしょげてた
1人で
志摩「あれ。伊吹刑事お1人ですか?」
伊吹「どこ行ってたんだよ」
志摩「犯人はどうしたんですか」
預かった伊吹くんのサングラスをかけて茶化す辺り、失敗したの嬉しそう
志摩「おっかしいな。確かさっきは余裕で捕まえるとか何とか、言ってましたけど」
傷口に塩塗って抉ってる
伊吹「あれインチキだもん。あんなん速すぎる。ウサイン・ボルトだって勝てないもん」
志摩「相手が世界記録保持者の足の速さ」
伊吹「そんなやつがこんなとこにいるわけないじゃん」
志摩「来ないで来ないで。危ないから」
伊吹「ウサイン・ボルトだってリレーには勝てない」
志摩「リレー?」
野生の勘ってのは持つべき人が持てば、しっかり使いものになるんだ
分駐所
九重「相手に走り負けたということですか?」
伊吹「ダーッ!ちょっとセイセイセイ。九重くん。俺ちゃんと話したよね?話し聞いてた?相手は1人じゃなかったの!暗かったし俺も走ってるときは夢中だったから分かんなかったけど、角を曲がる度に別のやつにチェンジしてた」
九重「証拠は?」
伊吹「ない。フインキが違った」
九重「雰囲気」
伊吹「あのね。最初のやつと公園を最後に出たやつは絶対違った。フインキだけど」
九重「雰囲気」
伊吹「分かってるよ。証拠もないのにフインキで決めつけるなって志摩みてえなこと言いたいんだろ?」
読み方を訂正してるだけだと思う
意味としては通じるけど、正しくはフインキじゃなくてフンイキ
九重「私は雰囲気だと」
伊吹「何お前。どうしたの?フインキ魔人?恐いわぁ」
陣馬「アイツら何を揉めてるんだ」
志摩「404の車内はいっつもこんな感じです」
伊吹「いいや。九ちゃんより志摩のほうが優しい」
九重「九ちゃん?」
志摩「優しくしてるつもりはない。俺は諦めてるだけ」
伊吹「ほーら見ろ。イエーイ」
九重「褒めてないですよ」
伊吹「はっ?」
志摩「全く褒めてない」
伊吹「いいよじゃあ。Aちゃんは俺に優しいもんねぇ?」
志摩「だからAに絡むな」
「伊吹くんも志摩くんも平等に扱ってるよ。バディだし」
伊吹「うーん。そっかそっか。それでも俺は全然いいよ。仲良しの印に飴貰ったし」
志摩「俺も貰ったけどな」
陣馬「おし。飯だ飯だ。よっしゃ食らえ」
またうどん
うどんばっかり
漬物さえない
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Mmmm(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしています! (2023年2月12日 19時) (レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - Mmmmさん» コメントありがとうございます!更新の予定はめちゃくちゃあります!ラストまでの展開も全て考えているんですが、ついつい他作品ばかり更新してしまい、この作品が手付かずになってしまってる状態です……(汗) (2023年2月12日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
Mmmm(プロフ) - すごくいい小説ですね!思わず更新停止しているにも関わらず一気読みしてしまいました☺️これから更新される予定はありますでしょうか? (2023年2月12日 16時) (レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2022年12月5日 9時