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〜伊吹〜
伊吹｢俺のこと信じてくれるわけ？容疑者が乗ってるって話し｣
志摩｢…………あ、信じてない｣
伊吹｢何でだよ！｣
志摩｢さっきの警官も信じてない。可能性がゼロになるまで確認はする｣
伊吹｢他人も自分も信じないだっけ？｣
その割にAちゃんの言葉は信じようとしてる、いや、信じたいと思ってるように見える
伊吹｢俺さ。昔からめっちゃ職務質問されんだよね｣
志摩｢だろうな｣
伊吹｢学生のときも学校で備品がなくなったっていやあ教師が伊吹じゃねえかって。いっつも疑われてさ。言い訳すんのもやんなって、信じてくれなくていいや。だったら俺も誰も信じない｣
そう決めた
そう思ってた
伊吹｢でもさ。いたんだ。たった1人だけ信じてくれた人がさ。志摩ちゃんも俺のこと信じてくれていいんだぜ｣
志摩｢結構です｣
伊吹｢何でだよ！Aちゃんは！？｣
｢私？私は……伊吹くんが信じて欲しいなら信じるよ｣
伊吹｢それ何か違う。俺の思ってる信じるじゃない｣
｢私も結構ですって言おうか？｣
伊吹｢その、結構です、すっごい嫌｣
志摩にかかってきた電話は陣馬さんから
息子がいるのってのは本当だけど、もう亡くなってる
12年前の今日にじさつした
志摩が前の車と何か話して戻ってきた
伊吹｢どうだった｣
志摩｢服装一致。凶器らしき物を握ってるのも見えた。恐らく加々見だ。車内にボイスレコーダー置いてきた｣
伊吹｢うん？｣
志摩｢録音した音声をBluetoothでこっちに飛ばして同時に再生する｣
伊吹｢盗聴？やるね違法捜査｣
志摩｢違法じゃない｣
｢拉致かんきんが現在進行形で起こってるとすれば状況把握に必要な処置だよ｣
志摩｢被害者の安全が確保できるまでこのまま尾行追跡｣
伊吹｢了解｣
志摩｢Bluetoothはクラス2だから10メートル以内じゃないと接続できない｣
伊吹｢もっと早く言えよ｣
志摩｢法定速度｣
伊吹｢はいはい｣
志摩｢伊吹。電話……A、貸して｣
｢何で？やだけど｣
志摩｢いいから｣
｢いーやーでーすー｣
志摩｢電話かけたいんだよ｣
｢伊吹くんに借りればいいじゃん。伊吹くん、貸してあげて｣
志摩｢はぁ。借りるぞ伊吹｣
伊吹｢ズボンのね。左ポッケ｣
Aちゃんは真面目な顔して画面とにらめっこ中
話しかければ反応はするけど、それ以外は極力静か
何してるのか聞いても答えてくれないんだろうな
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Mmmm(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2023年2月12日 19時) (
レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - Mmmmさん» コメントありがとうございます！更新の予定はめちゃくちゃあります！ラストまでの展開も全て考えているんですが、ついつい他作品ばかり更新してしまい、この作品が手付かずになってしまってる状態です……(汗) (2023年2月12日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
Mmmm(プロフ) - すごくいい小説ですね！思わず更新停止しているにも関わらず一気読みしてしまいました☺️これから更新される予定はありますでしょうか？ (2023年2月12日 16時) (レス) id: 08ad53504d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2022年12月5日 9時
