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イケないこと【続き】 ページ16

『パパ?』

マ「何か…学校で悩んでないか?」


『ううん、何も…』



この左胸の波打つ鼓動が、パパにバレないか心配だった


マ「ごめんな…」


『何で…』


マ「ごめん…」


私の首筋に埋められた吐息が擽ったくて…体に熱が集中する。


水を切って、パパの方を向いて…抱き締めた。


『謝んないで、欲しかった…私は…私は……パパが大好きだから…』


気づかれない言い方でそう言った。


少し離してパパを見つめた。


本当の父親だったら良かったのにっていう感情と…


血が繋がっていないという違う感情が持てる喜びか…


わからない。


『大好き…パパ…』


マ「マサイって呼んで…?」

『マ…っ…マサイ……///」

マ「可愛い…」


壁に押し付けられて、腰に腕を回されて、顎クイをされた…


マ「ごめんな…」


『私も、ごめんなさい…』

"貴方にこんな感情を持って…"


ゆっくり口づけをした…


最初は、パパが私の唇を舌でなぞり…じょじょに深くなっていった…


息をするのを忘れるほどに激しく。


力が失っていく体を自分の腕をパパの腰に腕を回した


『マサッはぁっ…イ…』


マ「その顔…娘じゃないみたい…誘ってる…っ…?」

粘着のある水音が頭の中をこだまする


パパの顔は余裕がなくなり目がギラギラ光っていた。


それに…自分も興奮していた。


やっと離れた唇と唇…


私の口元から垂れる、透明の液…



『はぁっ…もう…力が入らない、っ……』


マ「じゃあ…ベッドまで…運んであげる…」


ふわっと浮いて…ベッドに沈みこむ体。

顔の隣に置かれる手。


マ「もう…後戻りできないけど、いい?」


『いいよ…マサイ…』


また、噛みつくような激しいキスに…熱を帯びる体にもう歯止めなんか効かない。



邪魔な物は、全部脱ぎ捨てて…大人の沼に溺れた。

七人の狐の神様 【Fischer's】→←イケないこと【MASAI】


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作者名:魚Aya | 作成日時:2020年5月21日 23時

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