暗殺教室で歌を使った小説 (ページ11)

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奥田side
心の暗い暗い奥の底に本当は私の気持ちを全部隠してたんです
今じゃ、もう戻れないかな？遅い？遅いなんて今更しちゃった･･･
もう、私自身が嫌いなんですね
茅野さんたちも私もカルマくんも
全部思い出消えちゃえんですかね･･･
「奥田さんっ！起きて！」
この声は･･･神崎さん･･･？
「奥田っ！起きろ！」
杉野くん･･･
「奥田さんっ！目を覚ましてよ･･･」
茅野さん
「奥田さん、目を覚まして･･･」
渚君･･･
「奥田さん、話をしようよ」
カルマくんの声･･･
「･･･み、みな･･･さん？」
声は確かに届きました
私本当はいていいんですね
嫌いなんて言葉みなさんの声が近すぎてもう聞こえません
もう、古い私は要らない
私が皆さんに伝える言葉
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい！」
神崎さんの優しい声杉野くんの明るい声茅野さんの泣きそうな声渚君の嬉しそうな声
カルマ君の
いつもそばに居てくれて安心する声
私戻ってきたんだ･･･よかった