愛しています【橙】

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隆弘side







『たか〜？起きてよ仕事は？間に合わないよ』









そう言いながら俺の体を揺さぶるのは









俺の可愛い可愛い彼女だ｡









隆「ん、…はよ。」








寝起きの悪い俺はそう言ってAを抱きしめた。









『おはよ！隆弘






って寝ないの！早く起きて』









Aから無理やり引きはがされた。









隆「ん〜まだ眠い。」









『今日打ち合わせあるんでしょ？早く起きないと、









遅刻して宇野ちゃんに怒られるよー』









隆「はい、今起きます。」









『朝ご飯出来てる。食べよ』









隆「うん！」







Aをじっと見つめながら思う









こんなにも素敵な彼女をもらって俺はほんとに









恵まれてるな〜って思う。









『隆弘ってば､そんな見つめないでよ








なんかついてる？私の顔』









隆「ごめん。なんでもないよ｡






ただA可愛いな〜って思って」









『も、もう！褒めたってなんにも出ないんだからね』









改めてAは可愛いなって思った








でもこれから俺たちに最悪なことが起きるなん
て









俺は知るよしもなかった。





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