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荼毘side
イカレ女二号が出て行って辺りがシーンと静かになった
「よいしょ」
とイカレ女は首をさすりながら立ち上がった
「なんか、静かになりましたね」
とナイフを片付けながら言ってきた
「ああ、そうだなそれにしてもしてやられたなイカレ女」
「イカレ女じゃないんですけど…やられちゃった」
とベットに座った
俺も向かい側にある二つしかない内の一つに座る
また、沈黙が続く
俺は自分の個性で手から火を小さくしたりデカくしたりする
イカレ女はベットの近くにある机に手を大きく開き
指の隙間にナイフを高速に刺している
怖くないのか？と思うほど早い
俺はなんとなく指に火をつけた
そしてランダムに高速で小さくしたりデカくしたりする
三分ほど続けてから一気に火を大きくしてやめた
前を向けとイカレ女がこっちを見ていた
「スゴいね〜」
と言った
「？そうか」
これぐらい簡単だがな
トントンと扉をたたく音が聞こえた
「いいですよ〜」
とイカレ女が勝手に応答した
「失礼します」
入ってきたのは黒霧だった
「寝るのに関してです」
と前置きした
「ベットが二つしかなく誰かが二人で寝ることになってしまいます
そこはご了承お願いします」
「では」と扉を閉めた
まあ、どうせイカレ女二号はイカレ女の方に行くだろう
と思い寝た
この考えが逆だったなんて思ってもいなかった
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作者名：玉砕 | 作成日時：2018年5月19日 19時
