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「この子はね、結構裏では有名人だよ
富豪や総理大臣そしてヒーローを全面的に殺してくれる殺し屋さ
暗殺、正面戦闘なんのその、そして通り名はブラックドック
自分の個性で犬に変形し闇夜に紛れ殺意を飼い慣らしそして天国か地獄に
逝かせる、まあ、この通り名をつけた奴はこの子に殺されたけどね」
『依頼があったら何でも殺す殺し屋です、弔も依頼があったら
どうぞこちらにAにおまかせ』
ニヤッと笑い手のひらを胸につける
「初対面で呼び捨てかよ、まあいいが会話は成り立つな」
はい、きっとトガちゃんよりは会話を成り立たせる
自信はあるよ
「はい、次こちらの彼、目立った罪は犯してないが
ヒーロー殺しの思想にえらく固執してる」
罪犯してるよ
皮膚をツギハギにしてるのにイケメンという罪をな
くそ…
「不安だな…」
私はあなた達とやってけるか不安だよ馬鹿野郎
「この組織本当に大義はあるのか？」
「コイツはともかくそこのイカレ女入れるんじゃねぇよな？」
私はいいのか、私の印象はアイツにとっては良かったのか
「おいおい、その破綻JKとマシなソイツも出来ることが
お前は出来てない、まず名乗れ大人だろう」
破綻JK…呼び方の付け方うまいな弔は…少しrespectしよう
「今は荼毘で通してる」
荼毘？…火葬によって弔うことだったけ…
つまり、火の個性か…
火の個性とツギハギ、案外マッチしてるじゃないの
「通すな、本名だ」
少しイラついてるな、やめろよ怒りに火をつけるなよ
「出すべき時になったら出すさ、とにかく…
＿＿＿ヒーロー殺しの意志は俺が全うする」
えらーく固執してる
まあ、そういう啖呵、それか“信念”があれば
たいていの奴は上手くいく
そして、強くなる、一人でもチームでも
フラ…
「聞いてないことは言わないでいいんだ
どいつもこいつもソイツ以外ステインステインと……」
「いけない死柄木弔…」
「良くないな、気分が良くない…」
顔についてる手から感じる殺意が籠もった眼光
サイコパスも火葬で弔う奴も殺し屋もがゾアッと感じる殺意
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「駄目だおまえら」
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作者名：玉砕 | 作成日時：2018年5月19日 19時
