この度、海軍本部中将を辞めまして～season 5～ (ページ2)

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出発ページ2

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世界は騒然となった。

麦わらの一味とハートの海賊団の同盟によるドンキホーテファミリーの壊滅。

ドレスローザのドンキホーテ・ドフラミンゴによる闇の支配の事実。

そして、海軍本部大将"藤虎"の土下座。

勿論、ここ世界経済新聞社はいつも以上に騒がしかった

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ―――…

ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…ｶﾞﾁｬﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…ｶﾞﾁｬﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟ…ｶﾞﾁｬ

「社長！配置は！？」

「どれを一面にしますか！？」

「写真はっ！？」

「記事の内容の確認お願いします！」

「どれも最高だっ！
でもやはり、一番は―――…！」

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『ﾊｱ…疲れた……』

思わずため息が出た

久々に戻ってきたらこの仕事量

休む暇もなく、やっと一段落ついたのだ

『社長も私も…全員、忙しすぎて、お茶会の話できてないし…』

そう、彼女はお茶会の話を聞くために戻ってきた。しかし、タイミングが悪いことに、ここ1、2週間ほど、一切その話はできていない
彼女が知っていることといえば、
・ビックマムの地獄のお茶会に社長が招待されていること
・そのお茶会で結婚式が行われること(誰の結婚かは教えてもらっていない)
・ルフィに関係があること
のみだ

『ルフィは来るって仰ってたから
結婚の相手がルフィか、ルフィの仲間ってこと…？
気になる……！言い方的に、勝手に来るって感じかしら。でも、結婚って本人同士で決めるものでしょう？なら、そこに割り込む理由がわからないわ……』

彼女は常識が人より少しずれていた

『う〜ん……』

「あっ！先輩〜！ここにいたんですね！
社長が探してましたよ
重大な話があるとか……」

『ほんとっ！！？』

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「Aがここまで箱入り娘だったとは…意外だったな」

『…ごめんなさい
それで、シャーロット家とあのヴィンスモーク家の政略結婚？に麦わらがどう関係してるんですか？』

「聞いて驚くな…"黒足のサンジ"はヴィンスモーク家の王子だったんだよっ！！」

『えっ！？サンジさんが！？』

「ああ、まあ闇の世界じゃとっくに知られたビックニュース…だが、結婚が成立しても、麦わらが阻止いても世界は激震するのは確実……！！」

『闇の世界……？社長、一体あなたは何を…』

「何はともあれ、明日には出発だ。準備しておけ」

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