この度、海軍本部中将を辞めまして～season 5～ (ページ7)

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過去のお話ページ7

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「いいの？止めなくて」

『え？』

「だってあなた、麦わらのルフィと仲いいでしょう？」

『……大丈夫ですよ、彼は私と違って"強い"ので』

「？あなただって、相当強いでしょう？」

『そういう意味じゃないです
…それより、そろそろ教えて下さい。父の事を』

「いいわよ。でもその前に、一ついいかしら」

『何ですか？』

「バルディゴの壊滅…は知ってるわよね？」

『ええ』

「あなた、革命軍と深い関わりがあるでしょう、何故、行かなかったの」

『？…え〜っと、バルディゴに、ですか』

「そうよ」

『行きました…けど』

「え」

『ですから、行きました』

「行ったの！？いつ！？」

『勿論当日ですよ
海軍とCPが到着する前にさっさと写真撮って本社に戻りました』

「交戦していないの？」

『私が連絡を受けた時は交戦中だったみたいですけど、到着した時には終わってました』

「そう、それは残念♡
あなたが革命軍に加勢したと分かれば、あの国を手に入れるチャンスだったのに」

『っ！？………どこまで知っているんですか！』

「全部よ」

『っ！！……スチューシーさんは、もしかして…CPの方ですか』

「そうよ」

『それなら父も昔は………！』

「ええ、アウルは昔、CPの一員だったわ」

『！』

「間違いなくアレは"天才"ね
今の力も未知数だけど、そのままだったなら、もっと強くなっていた筈よ」

『…』

「当時のアウルは冷酷な機械そのもの
任務であるなら、どんなことでもする…どんなことでも、よ」

『でも、今は違います』

「そうね……こうなったのは、ガープとゴールド・ロジャーのせい」

『どういうことですか？』

「…天竜人の護衛中に、世間には公表されていない事件が起こったの
それから、アウルはすっかり変わってしまったっわ」

『何があったんですか』

「ふふっ、さっき言ったでしょう？
世間には公表されていないって」

『なら、どうしてここまで教えてくれたんですか』

「あわよくば、リボル家を倒せるきっかけを口を滑らさないかと思って」

『なんですって』

「怖いわよ〜
知ってる？政府はあなたを恐れてるのよ」

『は？…どうしてですか』

「Dとリボル家の混血だからですって
私からすれば、あなたなんかよりアウルの方に注意を払ったほうがいいと思うんだけどね」

『え？それは―――「ここにいたのか！」！』

「あら…じゃあここまでね―――…続きはまた今度にしましょう……」

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