そして ページ39
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『ねぇ、最後に写真撮らない？』
「「「写真？？」」」
『お父さん、持ってるでしょ？』
「あぁ、使って良いぞ」
「アウル、何でカメラなんて待ってるんだ？」
あーこの話、地味に長いのよね……
「フッ、それは君らのおじいちゃんのせいだ
本来ならば、でんでん虫とカメラは
常時、軍艦に置いておく。
だが、ガープは、兎に角自由だった。
だから、わざわざ取りに行く時間が
なくてな、私がいつも持っていた、
ということだ。今も癖が取れなくてな。」
「？''今も''って事は、アウルは昔、
じじいの部下だったってことか？」
「部下というか………まぁ、弟子だったな」
「「「弟子！？」」」
''お父さん、これ以上話さないで！''
私は覇気でお父さんに言う。
''フッ………あぁ、分かった''
「……これ以上話していたら、
私達は帰れないからな……。
話の続きは、また来た時に話そう。
……さあ、写真を撮るぞ。」
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風を切る。
私は今、お父さんの背中に乗って
空を飛んでいる。
「どうだったか？」
『楽しかった！』
お父さんはトリトリの実の能力者。
いわゆる、フクロウ人間。
つまり、
私は大きなフクロウに乗って飛んでるの
『ねぇお父さん、私ね………海軍に入りたい！』
「………そうか、でもお前の夢は……………」
『諦めたわけじゃないわ、
もう目の前で、誰も失わない為に入るの。
だから、いつかは辞めるけど………』
「なら、いい。
Aが自分の為に
自分で考えて決めたなら………
だが、まだ駄目だ。お前はまだ9歳だ。
せめて、10歳いや12歳になってからだ。」
『ふふっ……うん、分かったわ
12歳になってから、後回しはなしね！』
「うっ……！わ、分かった……………」
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