この度、海軍本部中将を辞めまして (ページ4)

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ごめんなさいページ4

お母さんが死んでから3ヶ月ほど、
叔父様(お母さんの弟)の家に
預かってもらっていた。

「ねぇねぇ、A！
お庭のブランコで一緒に遊ぼー！」

『うん、いいよ』

この子はいとこの、リボル・アリス。
一個下でとっても可愛いの

最近は、いつもふたりで遊んでいる

最近アリスは遊び終わる度に
「楽しかった？」って心配そうに
聞いてくるの。
どうしてかしら？

楽しいって思っているのに……

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でもある日、

叔父様とアリスが話しているのを聞いた。

「お父さま！
Aね、いつも悲しそうな顔をするの。
笑う時も、悲しそうなの。大丈夫かなぁ？」

「Aちゃんは、ケイト伯母さんが死んで、
とってもかなしいんだ。
こればかりは、
私たちにはどうにもできない。
でも大丈夫！いつかきっと、立ち直るさ！」

「そっか……
うん！そうだね！
私たちがしっかりしないとね！」

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『……っ！！』

あぁ、
私はいつのまにか、気を遣わせていたのね

ごめんなさい！
本当に、ごめんなさい！

その後、私は自分の部屋に戻った。

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「まぁ、兎に角！Aちゃんの今の状況を
義兄さんに伝えておこう！」

叔父様のこの判断が私の人生を大きく変える

そんなことは、この時は誰も知らない。

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