この度、海軍本部中将を辞めまして (ページ17)

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秘密ページ17

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「そう言えば、お前の名前、
聞いてなかったな！」

帰り道、エース君が思い出したように言った。

そういえばそうだった

『……私の名前は、
フローレンス・D・A。9歳！
さっきも言ったけど、私のお父さんは、
ガープさんの同僚なの。
あと………
本当は言っちゃいけないんだけど
私のお母さんの名前は、
フローレンス・D・ケイト。
旧姓はリボル・ケイトだよ。
改めまして、よろしくねっ！』

ルフィ君とエース君は「よろしく」と、
返事をする一方、サボ君は
目をまんまるにしてて驚いている。

「マジか……」
と、サボ君は声を漏らす

「どうしたんだ、サボ～？」
ルフィ君が聞く。

「お前ら知らないのかよ！？
リボル・ケイトって言ったら、
ミュージカル女優で歌手だぞ！？
それに、世界一の金持ちと言われる
ハンネス王国の王女なんだぞ！！」

「へぇ！リボンって思ったより
高いんだなー！」
ルフィ君が感心したように言う

「違ぇよ！リボルだよ！
あと、商品の話じゃねーよ！！」

２人を他所に、

「つまり、Aは王女様って事か？」

と、エース君が私に聞いてきた。

『……うん』

気まずい。

そう思っていたら、ルフィ君が

「でも、
エースの父ちゃんは、海賊王なんだぞ！
凄いんだぞ！」

と言った。

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本当の兄弟じゃないということは、
ガープさんから聞いていた。

でもまさか、エース君のお父さんが、
海賊王だったなんて………！