８歳 ページ1
ある日の夜、雷がゴロゴロと鳴ってる。
『ﾈｪ、お母さん、
今日はお父さんは帰ってこれる？』
「うーん、聞いてみるわね。」
『うん』
お母さんがお父さんにでんでん虫で電話した。
「雷が鳴ってるから、ムリだってー」
『むうぅ…』
「もう！しょうがないでしょ！
マリンフォードも雷が鳴ってるんだから！」
そう、私のお父さんは海軍本部中将！！
凄いんだよー！
でも、私達はマリンフォードに住んでいないの
それは…
お母さんがすっごく有名だから！
ものすごく有名だから、マリンフォードに住んでたら、 大変なことになっちゃうの
それにお父さんとお母さんが結婚してることも秘密なんだよー！
「 はいはい、もう子供は寝る時間よ。」
ピンポーン
「あら、誰かしらこんな時間に
A、寝室に行ってて」
『はーい、おやすみ』
「おやすみなさい」
この時私は、少しでも駄々をこねて、
お母さんと一緒にいるべきだったと
何度後悔したことだろう。
バーン
銃声が響いた
「っっ！？」ドサッ
銃声が聞こえて、私はすぐにお母さんのもとへ行ったけど、もう手遅れだった。
『おかあ、さん？
ねぇ！ねぇってば！
お母さん、お母さん！』
強盗だった。
強盗たちは金目の物をとり、逃げようとした。
私は、
泣いた。
気が付くと、強盗たちは倒れていた。
ーーーーーーーーーー
私はお父さんから、
覇気や六法を教わっていた。
でも、大切な人を守れなかった。
何度後悔しただろう
もしかしたら今も私は、
笑えずに過ごしていたかもしれない
でもそれは、
あいつらに出会っていなかったらの話だ。
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