私はアレンと恋をした第二期～愛しい貴方に会いたいの～ (ページ47)

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７３話ページ47

ア「僕のこと・・・覚えてないんですか？」

貴「…？覚えてないも何も・・・会った事ないぞ。多分」

急に何言いやがるんだこいつは

ア「…忘れちゃったんですか…」

悲しそうな表情を浮かべている。

忘れたってどういう事だ？

・・・それより、今は暗殺しなきゃいけないんだ。

無駄なことは考えるな。

貴「お前、名前は」

ア「…アレン・ウォーカー・・・」

貴「聞いたことあるようなないような…？」

懐かしい響きのする名前・・・

って、こいつ暗殺リストに載ってやがる

殺すんだよな？

貴「ティキ・・・任せたぞ」

テ「…わかった」

安心したようにため息をつく

そんなのは知らずに続ける

貴「早くしとけよ？千年公に怒られちまうからな」

テ「へいへい・・・」

貴「…アレン…だっけ？もしお前が私に会いたかったのであれば言っとく。
　…私の事、知っててくれてありがとな。バイバイ」

ア「え？どういうことｄ・・・A！」

人間・・・私のことを知っている・・・

なんか・・・嬉しかったから・・・

エクソシストだけれど…嬉しかったから

その時、頬に涙が伝ったのに気付かなかった。

それが、本当の自分が喜んでいるのか…悲しんでいるのか

今の自分が悲しんでいるのか…喜んでいるのか…

それさえも分からない

ましてや、本当の自分なんているのか

今の自分が本当の姿なんじゃないの？

そう自問自答している私がいるような気がした