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大きな音を立てて海へと落ちていった車
私は思わず海の中へと入り、車の元へと泳いでいく。
すると、隣にさっき助けてくれたお兄さんが泳いでいた。
どうやら同じことを考えているようだ。
落ちていく車の中には運転席に中年の男の人が乗っていた。
一緒に来たお兄さんが容態を確認してくれる。
目が合うと同時に首を横に振ったため、その男はもう死んでいるのだろう。
まあ、フロントガラスに頭をぶつけているようだし、みた感じ首の骨が折れているのだから当たり前か。
私は助手席側に周り、車の中を見る。
なんで、助手席の窓が空いてるんだろう…
それに、後部座席にブランド物の腕時計が入ったバッグがある……
値札もついたままってことは盗品かな？
あらかた見終わり、運転席の方に回るとお兄さんに腕時計の入ったバッグを渡されたため、受け取って肩にかける。
お兄さんはそれを確認すると指で上の方を指し、男の人を担いで泳いでいったため、慌ててそれを追いかけた。
海岸に戻ると人だかりができていた。
｢あー、お兄さんと美桜お姉ちゃん戻ってきた！｣
｢ねえ、その人助かるの？｣
｢その可能性はもうない。｣
｢頭打ってるし、首の骨やってるっぽいからもう死んでるよ。｣
｢姉ちゃんが持ってるそのバッグは？｣
｢これは後部座席に置いてあったの。｣
｢この男が何者かを探る為の手掛かりさ。それより、海の家で水着とかを売っているコーナーがあっただろ？そこへ行って車が落ちた後、ずぶ濡れでTシャツや水着やビーチサンダルとかを買いに来た客がいないか聞いてきてくれ。どうやら車にはもう1人乗っていて車から抜け出し、海水浴客に紛れ込んでいるようだ。できるか？ホームズの弟子君？｣
｢うん、もちろん！｣
そう言って駆け出していく新ちゃん。
慌てて声をかける。
｢気をつけていってきてね。新ちゃん！｣
｢わかってる！｣
にしても、もう1人いたとは……
だから、助手席の窓が空いてたのか。
このお兄さんよく見てるし、頭の回転早い。
｢蘭ちゃん、ママに警察に電話するように言ってきてくれる？多分あっちの方にいるはずだから。車が海に落ちて、大変だからって。｣
｢うん、わかった！｣
｢ボクは？ボクは何をやったらいい？ボクにもなにか手伝わせて！｣
それに対してはお兄さんが返事をしてくれる。
私はそれを横目にこの事故について考えていた。
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ユラ(プロフ) - もりさんさん» ありがとうございますー！！めっちゃ嬉しいです。これからも更新頑張ります！ (2020年3月26日 11時) (
レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - めっちゃ面白いです、更新頑張ってください！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - ちびきゅうさん» ありがとうございます！！仕方ないとは分かっていても辛いです…ちびきゅうさんも体調には気をつけてください！北海道かなり感染してるので…これからも更新頑張ります！！ (2020年3月2日 8時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 作品読ませて頂きました！私も作者様と同じく北海道住みで臨時休校になりました。せっかくの休みなのに外出できないのは辛いですよね...体調に気をつけてこれからも更新頑張ってください！ (2020年3月2日 2時) (レス) id: c6bc8574cb (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 零さん» 沖縄…1回も行ったことないので行ってみたいです！学級閉鎖と重なって休みになるのは大変そうですね…。作者は耐えられない気がします笑 ありがとうございます！大好きって言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいですー！！更新頑張ります！零さんも体調にはお気を付けて！ (2020年3月1日 23時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2020年1月13日 21時
