第14話 ページ16
「あのー、家に帰るなら僕の車でお送りしましょうか。近くの駐車場に止めてありますし、もしかしたら、あの男の仲間があなたの家のそばで待ち伏せしてるかもしれませんしね。あ、もちろん美桜さんもお送りしますよ。」
「わざわざすみません。」
「ありがとうございます!じゃあお言葉に甘えてお願いします。」
「いえいえそんな、礼には及びませんよ。」
送ってくれるとか紳士か。イケメンは行動もイケメンだ。
そう思っていると、皆帰る支度をし始めていたので自分も身支度を始めた。
助手席に樫塚さんが乗り、後ろにおじさま、蘭ちゃん、私が座り、蘭ちゃんの上にコナン君が座る。
「樫塚さん、この道であってます?」
「ええ。」
樫塚さんの返事そっけないな……
「そういえば、この車って佐藤刑事の車と色違いだよね。」
「あー、たしかにそうだね。佐藤刑事はたしか赤いよね?」
「そうです!」
「てか、なんでお前らまで乗ってんだよ。狭いじゃねーか。」
「す、すいません。この車、後ろに3人も乗せるようにできてないもんで…」
「あ、いえいえ。そんなこと…、お父さんこそなんで乗ったのよ?」
「なっ、俺はけいさんのことが心配でだな。美桜ちゃんだって、何があるかわからねーだろーがよ。」
「私だって人が自|殺した事務所にコナン君と2人きりじゃ心細いもん…」
うん、蘭ちゃんの気持ちはよく分かるよ……
私だったら絶対無理だもん
たしかに、狭いけどさ、ここで文句言っちゃダメでしょおじさま。
「だったら、英理んとこでも行ったらいいじゃねーか。」
「何よ。けいさんが美人だからってのこのこ着いてきちゃってさ?美桜さんだってそう思いません?」
「う、うーん。まあまあ、2人ともそこまでにして、あんまりうるさくしたら迷惑だし…ね?」
そう言って喧嘩をなだめるも中々止まらない。
弟も考え事してるし、放置でいいや。
にしても、樫塚さんは何かを隠してると思う。
携帯だけすごい傷だらけだったし……
そんなことを考えていると樫塚さんの家に着いたらしく、玄関まで送ることになったため、皆で車を降りた。
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ユラ(プロフ) - もりさんさん» ありがとうございますー!!めっちゃ嬉しいです。これからも更新頑張ります! (2020年3月26日 11時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - めっちゃ面白いです、更新頑張ってください! (2020年3月25日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - ちびきゅうさん» ありがとうございます!!仕方ないとは分かっていても辛いです…ちびきゅうさんも体調には気をつけてください!北海道かなり感染してるので…これからも更新頑張ります!! (2020年3月2日 8時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 作品読ませて頂きました!私も作者様と同じく北海道住みで臨時休校になりました。せっかくの休みなのに外出できないのは辛いですよね...体調に気をつけてこれからも更新頑張ってください! (2020年3月2日 2時) (レス) id: c6bc8574cb (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 零さん» 沖縄…1回も行ったことないので行ってみたいです!学級閉鎖と重なって休みになるのは大変そうですね…。作者は耐えられない気がします笑 ありがとうございます!大好きって言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいですー!!更新頑張ります!零さんも体調にはお気を付けて! (2020年3月1日 23時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユラ | 作成日時:2020年1月13日 21時