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「ありがと、てつやくん」
て「辛いことあったら、俺を頼って。代わりに、腹減ったからそのハンバーガー半分ちょうだい」
「これ？いいよ、半分ね」
久しぶりかもしれない、こんなにリラックスしながら楽しく話したの。それは、相手がてつやくんだったからかもしれない。
て「うまっ！これモスだよね？」
口いっぱいに入れて、ほっぺを膨らませてもぐもぐしているのがかわいく見えた。
て「ごちそうさま。Aちゃんありがとう！」
「いえいえ。それにしてもてつやくんは食べっぷりがいいね」
て「よく言われるんだよね！自分では思わんけど(笑)」
何気ない話をしていると、高校生特有の恋バナになった。
「てつやくんはさ、好きな人とかいるの？」
て「まあ、いるっちゃいるかな」
そっか。同じ学校の子とかかな。
なんだか、特別イケメンというわけでもないのに、優しくてかわいくて愛嬌がある。そんなてつやくんに、おかしな話だけど、好意を抱いていた。
だから、いるって言ったときには衝撃を受けてしまった。
「そうなんだ...。可愛い子なんだろうなぁ」
て「うん！めちゃくちゃ可愛いの！......Aちゃんがね？」
「...え？」
て「俺、Aちゃんのこと好きかもしれん」
「ほんとに...？」
こんなに都合のいいことってある？今まで頑張った自分へのご褒美だと思っても、いいかな。
「実はね、私もてつやくんのこと好きかもしれない」
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Sakura作
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作者名：みなみ x他2人 | 作成日時：2020年12月26日 19時
