たった１cmの隙間〈Youtuber〉

悲しみ ページ36

・

そのあとゆうこん、サグワくん、imigaくんの順番に会議室に入ってきて
ビックリしていたのはゆうこんとimigaくんだけだった
サグワくんはあのあと結萌ちゃんから聞いていたみたいで特に気にしてはいなかったみたい




・




A｢…じゃあみんな集まったし これからカイワレハンマーの東京ワンマンについて
話し合いしたいと思います。｣


結｢あ、Aちゃん。
私が仕切るからAちゃんは仕切らなくていいよ。｣




・




そういって私から資料を奪い取り打ち合わせを始めた









・







そんな取り方しなくたって…
って思ったけど
マホトが結萌ちゃんのことを見る目があまりにも優しすぎて
そんな目を向けられたことのない私にとっては
すごく胸が苦しくなった。








・







マ｢ここの曲順変えてぇな…｣


結｢いいじゃん！そうしなよー！！｣


A｢いや、でもここ変えちゃうと曲の雰囲気が…｣


結｢マホトがそう言ってるんだしいいじゃん！｣


A｢でも…。一応曲順は変えないようにって上の人に言われてたから…｣


結｢えー。じゃあAちゃんから言っておいてよ！いいでしょ？｣


A｢え、あ、、うん。わかった…｣





・







あれ？結萌ちゃんってこんな子だったっけ？
なんかあの時と違う…。

しかもカイワレのマネージャーは私！っていう雰囲気出しておきながら重要なことは私任せかいっ！



まぁ、でもマホトが幸せそうだし…

私がとやかくいう立場じゃないね。





・






保護者気取りはもうやめなきゃ
マホトへの気持ちも諦めなきゃ




・





私じゃマホトのこと幸せにできないからね。

2人→←心

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す