あ、どうも悪女代行サービスです【歌い手】(MILKＶｅｒ．) (ページ11)

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悪女ページ11

とりあえず下校時刻も近いので今日はLINEを交換して解散となった。

詳しいことはまたLINEか学校で話そう。

ま、ほとんどLINEだと思うけど。

そんなことを思いながら歩いているといつの間にか家に着いていた。

ガチャリと鍵を開け家へはいる

『ただいま～…って、なんも返ってこないのか…』

あーあ。

親が居ないのにはもう慣れたつもりだったのにな。

なに自分で言って悲しくなってんだろ

はぁ…。

課題やってお風呂入って寝よ…

あの先生転校初日の私にも課題出しやがって…

なんとか入れた桜ヶ丘学園なのに簡単にこの課題が解けるわけないでしょ…

教科書…

はぁ、やるか…

『えーっと…ここをＸに代入して…((ピロン』

『…あれ、ここ、どうn((ピロンピロンピロンピロン)) うるせぇなだまってろよなんなんだよ。』

鳴り止まないLINEの通知にイライラしながらも

トーク画面を開くと…

坂田くん：神崎さん!これからよろしくな!

坂田くん：悪女代行サービス用のグループ作ったで!招待しとくな!

坂田くんに秘密のグループに招待されました

浦田先輩：おいあほ。もっといいグループ名なかったのかよ。

坂田くん：あほやない!グループ名はそれしか思いつかなかったんやもん!仕方ないやん!

浦田先輩：はぁ…。だからって秘密のグループはないだろ。余計怪しまれる…

坂田くん：大丈夫やって!センラとかあほやし!

浦田先輩：お前に言われたくないと思うぞ

などと、こんな会話が続いている

センラって誰？？

この人も杏奈さんが言ってた学園王子なのかな…？

ピロン

ん？

坂田くん：既読ついた!!Aちゃんもお話しようや!!

この人元気だな…。

お話って私今数学嫌いしか出てこないよ()

A：ごめん、今課題やってるから無理そう

冷たい感じになっちゃったかな…

嫌われないといいんだけど。

坂田くん：え、課題やっとるん?!偉っ

浦田先輩：いや、至って普通だから。坂田がおかしいだけ。

良かった…

嫌われてないみたい

坂田さんいつも課題やってないのかな？

それって大丈夫なのかなぁ

今度勉強教えてあげようかな

そんなことを思いながら

私は数学の課題を再開させた。

数学無くなれほんと()