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ベランダから学校に入り様子を見る。
『ニャンターは!?どこいったの?』
私は逃げ切れた?
キーンコーンカーンコーン
っ!?
「うらたさんはニャンターにつかまりました。」
『まじか…』
くっそぉ!
という声は抑える。
女の子らしくしろって言われそうだからね…
さて…やり方を思い出そうか…
?「僕じゃあ意味なかったじゃないですか眼鏡…」
ん?この声は…
『さかたん?』
さ「てー!なにしとるん?」
『サボテンのやり方…思い出そうとしてる…』
さ「サボテン?校庭のやつ?」
『そう…』
さ「まずサボテンってどんなやつ?」
『え?なんか下の人が腰落として…その人の膝の上に人が乗って…上の人は下の人に自分の膝もって貰って、こう…胸を張る?っていうのかな?…伝わった?』
さ「あぁ!あったな!そんなん!」
『でしょ!?やり方わかる?』
さ「なんかの次にやったよな?」
『そう…あ』
思い出した…
そうだ。
これは…
---思い出したくなかったことだったんだ。
また手が震える。
なんで?
出てきてほしくなかったのに…!!
---回想---
『っ!』
痛い。
落ちちゃったんだ。
…違う。
「あ!wごめ〜ん!w落としちゃったww」
笑いながら謝られる。
『…もう間に合わないね。サボテン。』
笑われたことはなかったことにする。
「うん。お前のせいでな?」
といい睨まれる。
「お前もっと痩せろよ。お前が重いから落ちるんだろ?」
私はやせてるほうと先生に言われていた。
これ以上は痩せるなって。
「まぁいいや、次やるよ。」
その後も、落とされてたっけ。
それをあいつは笑ってみてたな…
---
『あ…ぅ…』
手がまた震える。
やだ、やだ、やだ!!
出てこないで!!!!
震える手に少し冷たい感触が伝わる。
さ「…てー?」
『さかたん…』
さ「何があったかわからんけど、俺はそばにおるから。安心して?」
『…うん。ありがとう…思い出した。やり方!』
さ「ほんま!?なに!?」
『肩車からやるんだよ…!!』
さ「っ!それや!!」
『よし…いこう!!…手はなして?』
さ「あっ…ごめん!」
手を放してもらったのを確認して二人で校庭に向かった。
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どっかで聞いたことなんですが、心が温かい人は体温が低いんだとか…!
それを信じて冷たい感触にしました。
いつか過去についてしっかり触れます!
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えり - すごく好きな作品です!これからも頑張ってください! (2019年8月21日 20時) (レス) id: a090d3d29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MILK | 作者ホームページ:https://twitter.com/Milk517Usssfan
作成日時:2019年8月5日 19時