° 百五 ° ページ8
砂浜に座り込み、膝に頭を乗せる
ギュッと自分自身を抱き締めるような形で座っていると、誰かが隣に座った気配がした
「………どうしたの、ロー君」
「……変わらねェな」
「………何の事?」
「あの人の時も、同じだったんだろ?俺に、このままじゃ駄目だって伝える為に…ドフラミンゴ達にコラさんが死んだと思わせる為に」
「…」
私は何も言わず、少し力を強めた
ロー君は私の頭を手を乗せ、また話し始めた
「最初はAが逃げたのかって思った。でも、コラさんは最後まで信じてた。Aは俺を助けてくれた。コラさんが生きてるか半信半疑だったが…火拳屋の事で気付いた」
「…」
「助けてくれてありがとな」
「っ……それでも、私は、傷つけた…」
「…」
ポツリと口から溢れたのは紛れも無い本音
そして事実
「私が堂々と助けてたら、ルフィも、白ひげさん達も、誰も傷つかなかった…!!コラさんの時もそうだった!!私は…私は……っ!!」
「…麦藁屋達に伝えたんだろ。“このままじゃ、新世界で死ぬぞ。”って」
「でも!!…でも、別の方法もあったかもしれないのに…!!」
「それでも負けてほしくないから…夢に向かって突き進んでほしいからこうやって助けたんだろ。態々恨まれる役になって」
「!!」
顔をガバッと上げ、ロー君を見ると優しい目で私を見ていた
私は直視出来なくてまた顔を逸らした
ロー君は私の頭を撫でた後、私の腕を引いた
「…あまり自分を追い詰めるな」
「!!」
グラッと体が傾くと、ロー君に抱き締められた
「もっと、頼ってくれ……“A姉”まで消えないでくれ……」
「ロー、君…」
ロー君の体が震えていて…ロー君の声が震えていて…
ああ、私は何をしてたんだろう…と思った
私が弱気になってどうするんだろう
過去を悔やんでどうするんだろう
「…ごめんね、ロー君。私は勝手に消えたりなんかしないから…もっと強くなるし、頼らせてもらうね。だから……」
“ 泣かないで ”
と言った私の頬にどちらのものかわからない涙が伝った
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
突然ごめんなさい!!
これのコナンversion(オリジナル)を書き始めました!!
突飛な出来事が起こり、トリップしたら最強になった私は原作変えちゃいます←【名探偵コナン篇】
2016/09/26
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みき - スッゴく続きが気になります。更新お願いします。 (2018年10月24日 22時) (レス) id: 4c123f987b (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです♪オチはミホークさんがいいです☆ (2017年4月30日 1時) (レス) id: 297ff84436 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・レイア(プロフ) - fusa0907さん» あけましておめでとうございます^ ^ 嬉しすぎて胸がジーンとしました!!受験…大変ですが、(本当にゆっくりになりますが)更新頑張りたいです!! (2017年1月1日 1時) (レス) id: e4c20a71f6 (このIDを非表示/違反報告)
fusa0907(プロフ) - あけましておめでとうございます今年も更新頑張ってください! (2017年1月1日 1時) (レス) id: 1b84d81fd1 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・レイア(プロフ) - にゃるさん» 本当ですか!?凄く嬉しいです!!ゆっくり更新ですが、宜しくお願いします!!^ ^ (2016年11月5日 16時) (レス) id: e4c20a71f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイン・レイア | 作成日時:2016年5月15日 12時