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降霊術なんてやるもんじゃないわ。5 ページ5

『ねぇ、ブレーカー落としたの誰!?上げて!』


り「みく」


『なに!?』


り「冷静になってみて、今ここに何人いる?」



『てっちゃん』

て「はい」

『虫くん』

虫「僕はここ」

『りょうくん』

り「はいね」

『としみつ』

と「ん」


『で、私。全員いるじゃん。なんで聞いたん?
....あれ待って、じゃあ誰がブレーカー下げたん?』


り「そうなるよね、」



と「一応カメラ回すわ」


●REC



虫「.....なんだっけほら、マキチャンでしょ、これ」

て「え?」

虫「開始の合図は電気が消える。じゃなかった?」

て「え、あ、うん...とりあえず、ブレーカー上げてくる」


そう言って玄関に向かうてつやの腕を

Aが物凄い速さで掴む


と「わぁっ、急に動くなよっ!」

て「なに!?」



『儀式の際は家の敷地内から出ちゃだめなんだよ、
てっちゃんちのブレーカー、外じゃん』


て「あ....」



り「今何が起きたかというとですね、《状況説明》っていう事態で。とりあえず二台のカメラを回してます。はい、こっちてつや持って」


て「え、ああ、おう」



虫「とりあえず、みんな、さっきのお金は持ってる?」

り「うん。スマホのライトもあるし。」



虫「ひとまず二手に分かれよう。まとまってたら危険だ」


と「みく、(手を出す)」

『うん...(手を繋ぐ)』




A みく、とし、てつや
B りょう、虫


この2グループに分かれた。連絡手段はケータイ。
幸い、電波は切れてないらしい。

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作者名:みちあ | 作成日時:2017年8月1日 16時

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