弱いのよ。{緑}

小柳津の葛藤。 ページ22

なんて言えない言えるわけないいいいぃぃ


わしにそんな勇気あれば

高校の時告白しとるわ‼






‥まぁそれも結局は無謀だったんだろうけど。




だから、わしに言えるのはこんなことしかない。




て「なんとかなるら。今までだって乗り越えて来たやん」


『そうだけどさぁ‥今回は違う意味でも気まずくない？』



て「‥‥まぁ分からんでもない。」


『あれって本当に悩みがある時じゃないとキュンもクソもないね。イラっしかないんだね。』


て「俺も気をつけよう」


『てっちゃん彼女おらんやん笑』


て「るせぇわ！！笑」




‥‥誰のせいだと思ってんだよ、全く。笑





まぁ、数分前から俺のスマホが

通知ブーブーいってるし、恐らくもう来るんだろう。

もう少しだけこの2人きりの時間を過ごさせてくれたってバチは当たらないと思うんですけどね。






ガチャッ‼





て「あいつとうとうピンポンも鳴らさんで来よった」





.





これで、ささやかな俺とAとの時間も終わり。

何気に、諦めがついてなかったのかもな。

ここでとしみつが来たことによって

俺の恋はきっちりと踏ん切りがつく。


さよなら、俺のlilac。
.









り「何しとるん？2人で」


て「‥‥」

.








‥‥お前かぁぁぁあ！！お前が来るのか高身長イケメンンンンン‼
なんか嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ちになってるじゃんおれ‼‼
いや、なんか、折角踏ん切り着くと思ったらつかんかったやん！lilacとかカッコつけてさぁ！！！！初恋って！！！日本語で言えばよかったくそ！！！！！喜んでいいのこれ⁉喜ぶよ⁉いやでも複雑‥！



.



.


『としみつと喧嘩した』


て「あ、うん、そうそう。」


り「ここまでのは珍しいね」


『としみつがポンコツ』


り「今更？」

高身長イケメン。→←涙の理由は。

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