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八ノ段 ページ10

喋る人の絵という不思議なものは私たちにえーすの居場所を教えてくれた。



「あっ!居たぞ!」

目線の先には寮へ向かうえーす。


「窓拭き100枚なんかやってられるかっての。さっさと帰って…。」



「それはこっちが言いたいよ〜!!」


ゆうも不満げだ。

そりゃそうだ。ほんとに誰のせいだと思ってるんだ彼は。





「こーーーらーーーーー!!!」

「げっ!!見つかった!」




ゆうとぐりむと私は逃げるえーすを追いかける。

私は女だが、これでも武士の子。運動能力は周りよりも高い。




「待ってこいつ速すぎねぇ!?」

「大人しくしろ!えーす!」

あっという間に彼の背中は目の前。

首元に手を伸ばす。





「これでもくらえっ!」

もうすぐで捕まえられたというとき、えーすが何かをこちらへ放った。

「魔法っ!?あぁくそっ、逃げられた!」

私が驚く間に彼は走って行く。






また追いかける。

ふと見ると、青い髪の少年がいることに気付いた。


「どいたどいた!」

「えっ、お、おうっ!?」


青い髪の少年の前を通過するえーす。



「その人捕まえてください!」

ゆうが叫ぶ。



「人を捕まえる魔法!?足を止める、いや、縄で拘束する?それとも、えぇっと…、」



彼は驚きつつも、捕まえる方法を考え始めた。


協力してくれるようだが、早くしないとえーすが逃げてしまう。





「少年!何でもいいから!」



「なんでも!? なんでも、なん………ええい!なんでもいいから、いでよ!重たいもの!」



彼がそう叫んだ途端、えーすの頭上から大きな鍋のようなものが落ちてきた。






「ぐえぇっ!ナンダコレ!?鍋?!」


えーすが下敷きに。重そう…。



ぐりむも下敷きになったえーすを見て馬鹿にしている。

ぐりむに馬鹿にされるなんて、可哀想…。





「まさか大釜が出るとは。ちょっとやりすぎたか……?」



……そんな軽い感じであんな大きいもの出せるのか。

やはり魔法って怖い…。


__________________________

お気に入りやいいねをしてくださった皆様、

そしてこのお話を読んでくれている皆様、

ありがとうございます!

日に日に増えるお気に入り、いいね、ヒット数を見るたび舞い上がってます!

作者はまだ学生で、テストなどが重なったり、お話が思いつかないこともありますが、これからも頑張って行こうと思います!

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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MICKEY(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!これからも夢主さんのかっこよさ爆発させていこうと思います! (2022年11月13日 15時) (レス) id: fa3e21b668 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - コメント失礼します。お話、とても面白かったです!!夢主ちゃんかっこいい…これからも更新、頑張ってください!応援してます!! (2022年11月13日 10時) (レス) @page11 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
MICKEY(プロフ) - 飴玉さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2022年11月6日 17時) (レス) id: fa3e21b668 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉 - おもしろい!ストーリーを作れるなんて凄いですネ(最近ツイステ知って沼った人) (2022年11月6日 14時) (レス) id: da08d8ca50 (このIDを非表示/違反報告)
MICKEY(プロフ) - virgaさん» ありがとうございます!これからも良い作品にできるように頑張ります! (2022年11月6日 11時) (レス) @page5 id: fa3e21b668 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっきー | 作成日時:2022年10月27日 18時

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