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ガチャ！！
「何やってるの！？宏光馬鹿なの！？」
「あ･･････」
「あ、じゃないよ！ガスの電源ついてないのにシャワーの音するから！」
「秀明･･･服濡れてる･･･」
「心配するところはそこじゃねぇよ」
ため息を付きつつ俺に温かいシャワーを当ててくれている。
シャワーを俺に手渡すと手早く浴槽にお湯を貼り始める。
「結果一緒に入ることになったじゃん。だったら最初から一緒に入りゃよかったよ･･･俺が甘かったな･･･」
ブツブツ言いながら一緒にシャワーを浴びる。
「久しぶりに洗ってやるよ」
秀明と一緒にお風呂に入るなんてどれ位ぶりだろう？
狭い浴槽に2人で入って温まる。
こんなに俺のことを大事にしてくれてる兄貴のことを疑って、不安に思って。
秀明とユウさんの方が付き合いが長いことくらいわかってる。
それに比べて俺とユウさんとは何も無いのに･･･
なのに秀明に対して抱いたあのドス黒い気持ち。
俺･･･本当に･･･最低だ･･･
「ねぇ、宏光、俺になにか聞きたいこととか、言いたいことは無いの？」
秀明が聞いてきたのは2人でベッドに入った時。
それまでは何も聞かずにいてくれた。
俺は･･･なんて言えばいいんだろう？
何が正解なんだ？
「今ね、宏光がぐるぐるドツボにハマってるのがわかる」
クスクス笑いながら頭を撫でてくれる。
「昔からね、考えすぎなんだよ。案外大したことじゃないかもしれないだろ？」
俺にとっては大したことなんだよ･･･
「ねぇ、宏光、自分から前に進まないとどうにもならないこともあるんだよ？怖がって前に進まなかったら、欲しい物も手に入らないって知ってた？」
欲しい物･･･秀明は手に入れたんだろうか･･･
「秀明･･･手に入れた？」
「うん、手に入れたよ。あのBARは俺の夢になったから。有名大学に入って、本当だったら良い企業に就職出来たし、する予定だったんだけどね」
「･･･うん」
それは俺も不思議に思ってた。
「フラメンコだって」
「はぁ？」
「あそこ経営してたヤツがさ、スペインに修行に行くって」
「へ？」
「その間あの店お願いってさ。どんな店にしててもいいから、あの場所で待っててくれって。それ信じて待つなんて阿呆でしょ？」
えっと･･･秀明の恋人のお話だろうか？
「色々腹立ったから、ああいうBARにしてみたんだよ」
クスクス笑ってるけど笑う所どこかにあった？
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WHITE(プロフ) - まちゅみさん» まちゅみさん☆今回も良かったと言って頂けて嬉しいです♪盛大な勘違いと純情すぎるみっくん、可愛いですよね！そしてあの言葉、一緒に言って頂けるなんて(笑)ありがとうございます。次回も頑張ります(*^^*) (2017年11月26日 22時) (
レス) id: 6606f9fb9a (このIDを非表示/違反報告)
まちゅみ - いやー、今回も玉北良かったですよー！ホント、なんでみっくんはこんなに、やだ！もう！可愛い！んでしょうね!!次作も楽しみにしています(*´▽｀*) (2017年11月26日 21時) (レス) id: 20cae02adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2017年11月24日 22時
