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ユウさんは勉強を教えるのもとっても上手だった。
いまいち分かってないところを的確に指摘して、さらにわかりやすく説明してくれる。
今まで学年10位をキープするのはギリギリだったけど、ユウさんに教えてもらえば楽勝なんじゃないかってくらい。
いや、だったら秀明に教えてもらえよって話なんだけど。
なんか忙しそうな秀明に、教えてってなかなか言い出せなくて。
俺がいるってだけで迷惑かけてるのに、さらに迷惑かけたくないんだよな。
「宏光君って飲み込みが早いから教えがいがあるなぁ」
にっこり笑うその顔は、今は俺だけに向けられてるんだ･･･
そう思うと心臓が騒がしく動いて、顔が赤くなるのがわかる。
秀明のお店で働いてるんだから、男の人相手のお仕事なのはよく分かってる。
お金のある人がユウさんを指名して･･･ユウさんはその人の隣に座って相手をするんだ･･･
「宏光君？」
「あ･･･いえ･･･大丈夫です」
「そう？また何かわからないことあったら教えてあげるね」
ユウさんはそう言うとスマホを取り出す。
もしかして･･･
「もし良かったら連絡先交換しておく？今日みたいにオーナーがすぐに対応できないと困るでしょ？」
マジかっ！
俺2回目にしてあの憧れのお姉さんの連絡先を手に入れたんだ。
「玉ー！オーナー戻ってきたよぉ」
あの千さんの声がする。
「もう終わっちゃったみたい。宏光君との時間、楽しかった」
そう言いながら俺のブレザーを紙袋の中に入れて渡してくれた。
「そのジャケットはまた今度返してくれればいいから」
「なんか･･･すみません･･･。でもありがとうございます」
そういう俺に頭をポンポンってして、休憩室から出る。
「あー、玉、悪かったな」
「いいえ、勉強みてただけだから」
「わりぃな。で、宏光、お前ねぇ･･･」
「ごめんなさい、今朝は急いでて･･･」
「全くそそっかしいんだから。ほら、これ鍵」
チャリッ
「ごめん･･････今日は何時に帰ってくる？」
「金曜日だから朝まで帰ってこないよ。だから起きて待ってなくていいから」
「ん･･･」
「宏光？寂しいの？」
「ち、違うし！」
いや、そりゃあの広い家に1人とか･･･少しは寂しいと思ったけども！
それって声に出して言うことなくない？
「大丈夫、ちゃんと帰ってくるから」
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WHITE(プロフ) - まちゅみさん» まちゅみさん☆今回も良かったと言って頂けて嬉しいです♪盛大な勘違いと純情すぎるみっくん、可愛いですよね！そしてあの言葉、一緒に言って頂けるなんて(笑)ありがとうございます。次回も頑張ります(*^^*) (2017年11月26日 22時) (
レス) id: 6606f9fb9a (このIDを非表示/違反報告)
まちゅみ - いやー、今回も玉北良かったですよー！ホント、なんでみっくんはこんなに、やだ！もう！可愛い！んでしょうね!!次作も楽しみにしています(*´▽｀*) (2017年11月26日 21時) (レス) id: 20cae02adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2017年11月24日 22時
