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「まずはお互いのことよく知るためにデートからかなぁ。え？で、宏光は何想像しちゃったの？」
意地悪くニヤリと笑いながら言う裕太さんも、俺は好きだななんて思ってる時点で重症だ。
「で、デートです、もちろん」
「ふーん、そうなんだぁ」
「意地悪しないでください！そんな裕太さんも好きですけど･･･」
「ふふふ、宏光が可愛いからいけないんだよ。なのにさらに可愛い発言しちゃって」
そう笑ってる裕太さんが1番可愛いんですけど。
いや！もちろん綺麗だけどさ。
「そんな可愛い宏光にいいこと教えてあげようか？」
「いいこと？」
「風邪ってね、人に移すとすぐ治るんだって」
「人に？」
「そ、だから俺に移しちゃえばいいんだよ」
「だ、ダメです！裕太さんが風邪ひくなんて、しかも俺の風邪もらうなんて！」
「好きな人からなら何貰っても嬉しいけどなぁ」
「ダメですーー！！」
じたばたする俺をさらっと押さえ込んで、見つめてくる裕太さん。
コツンとおでこをぶつけてきた。
「今ちゅーされると思った？」
「お、思いません！からかわないでっ･･･」
俺の言葉は裕太さんの唇によって飲み込まれた。
最初は啄むようなキスだったのが段々深くなる。
「んっ･･･」
そこから生まれる快感に流されそうになったけど･･･
「風邪気味だし寝なきゃだから、今日はこのくらいね」
大人な裕太さんはぴたっと辞めてくれた。
「ちょ！裕太さん！風邪！風邪移ります！うがいしてきて下さい！してくるまで、俺眠りません！！」
「えー嫌だよー！せっかくのちゅーが･･･」
「いーやーでーすー！」
「もう、頑固だなぁ･･･」
ブツブツ言いながらもベッドから出ていく。
ほっとした俺は眠りに落ちていった。
「ちょっと、宏光、オーナー死んでたけどどうしたの？」
「え？ここ数日まるっとシカトです。俺に嘘はついてなかったけど、正しい情報教えてくれなかったから」
「でも背中押してくれたのってオーナーでしょ？」
「でもー！！」
「わかったわかった、でもそろそろ許してあげなよ？」
「うーー･･･」
「俺たちの仲認めてくれたしさ、許してあげよ？」
結局裕太さんが大好きな俺は、そう言われるとそうだよなって許しちゃうんだ。
俺もシカトとか限界だったんだけど。
「もう、飼い犬に手を噛まれるってこーゆー事だよね」
不貞腐れる秀明もたまにはいいよね。
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WHITE(プロフ) - まちゅみさん» まちゅみさん☆今回も良かったと言って頂けて嬉しいです♪盛大な勘違いと純情すぎるみっくん、可愛いですよね！そしてあの言葉、一緒に言って頂けるなんて(笑)ありがとうございます。次回も頑張ります(*^^*) (2017年11月26日 22時) (
レス) id: 6606f9fb9a (このIDを非表示/違反報告)
まちゅみ - いやー、今回も玉北良かったですよー！ホント、なんでみっくんはこんなに、やだ！もう！可愛い！んでしょうね!!次作も楽しみにしています(*´▽｀*) (2017年11月26日 21時) (レス) id: 20cae02adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2017年11月24日 22時
