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2回目はすぐやってきた。
俺が家の鍵を忘れたからだ。
父親の海外勤務に伴って母親も行くとなった時に、俺ももちろん行かなきゃいけなかったんだけど。
嫌がる俺を見かねて、秀明が声をかけてくれたんだ。
「俺と一緒でよければ日本で一緒に暮らそう」
って。
俺の両親から絶大なる信頼を得ている秀明。
俺より10個歳上なこと、有名大学を出ていることもあって、秀明と一緒なら･･･と納得してくれた。
が、俺にはしっかりと条件がついた。
秀明の決めた門限をきっちり守ること
秀明に迷惑をかけないこと
学年10位は必ずキープすること
という訳で、俺はしっかりその条件を守って生活していたが、その日は朝からバタバタしていてすっかり家の鍵を忘れてしまったのだ。
秀明はBARのオーナーだから出勤時間が遅い。
早く帰れば！と急いだものの、家には誰もいなかった。
仕方なく連絡をすると、お店まで取りにおいで･･･と。
またあのお姉さんに会えるかもしれない。
そんな気持ちを持ちつつ、秀明のBARに向かった。
が、そんな俺の気持ちを裏切るように最初に会った人は、やたら彫りの深いそして化粧がやたら濃いお姉さんだったんだ。
「やっだぁー！こんなに可愛い子が来てくれちゃってぇ！アタシどーしよぉ！」
そりゃもう、あの時のお姉さんと違う衝撃が走ったのは言うまでもない。
「やだぁ！ちょっとこの制服、進学校のじゃない！アナタこんな所に来ちゃダメよ！せめて私服で来なさい！」
矢継ぎ早に言われて俺が口を挟む暇なんて皆無。
そして物凄い迫力･･･
俺もう帰りたい･･･家の鍵ないけど･･･
「千！何やってるの？」
俺を助けてくれたのは、あの時のお姉さんだった。
「その子･･･オーナーのよ？何かしたわけじゃないわよね？」
「はぁ？オーナーの？」
「えっと･･･秀明･･･いますか？」
やっと言えたよー！俺鍵を諦めて帰らなくて良かったー！
「やっだ！ちょっと！秀明って！本当にオーナーの？」
「あの･･･秀明は？」
「あぁ、ごめんね。ちょっと今お得意様がオーナーを離してくれなくて･･･休憩室にでも来て。その服で入口にいたら何かあった時に大変よ？」
あの優しいお姉さんに言われて、一緒に休憩室に行く。
「そのブレザー目立つから脱いでコレ羽織っておきなさい。ネクタイも外すのね」
言われた通りにして、手渡されたジャケットを見る。
メンズのブランド物。
お姉さんの恋人のだろうか･･･
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WHITE(プロフ) - まちゅみさん» まちゅみさん☆今回も良かったと言って頂けて嬉しいです♪盛大な勘違いと純情すぎるみっくん、可愛いですよね！そしてあの言葉、一緒に言って頂けるなんて(笑)ありがとうございます。次回も頑張ります(*^^*) (2017年11月26日 22時) (
レス) id: 6606f9fb9a (このIDを非表示/違反報告)
まちゅみ - いやー、今回も玉北良かったですよー！ホント、なんでみっくんはこんなに、やだ！もう！可愛い！んでしょうね!!次作も楽しみにしています(*´▽｀*) (2017年11月26日 21時) (レス) id: 20cae02adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2017年11月24日 22時
