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俺が好きな人はとある会員制のBARで働いているお姉さんだ。
とっても美人で少しキツそうなのに、優しく声を掛けてきてくれた。
そんな些細なことがきっかけだったんだけど、目線とか仕草とかちょっとしたことで俺の大好きゲージが上がっていく。
そもそもなんで高校生の俺がそんな会員制のBARで働いているお姉さんと出会えたか。
それはそこのBARのオーナーが俺の幼馴染みだから。
たまたま何かの書類を忘れたとかで、俺がお店に届けに行った時に対応してくれたのがそのお姉さんだった。
「ふふふ、可愛い子が迷い込んじゃった？ここは未成年の子が来ちゃいけないところよ？」
「いや･･･あの･･･」
「ん？なぁに？」
美人なお姉さんに口をパクパクさせるしかできない俺は、頼まれた書類の入った封筒を見せることにした。
「もしかして面接？新人取るなんて話聞いてないんだけどなぁ･･･。そもそも未成年はこのお店で働くことも出来ないのよ。ごめんなさいね」
ポンポンって頭を撫でられて、それがいつも幼馴染みのしてくれることでホッとする行為なのに･･･
不覚にもこのお姉さんにされて、ドキッとしたんだ。
「あ、あの、ち、違くて･･･」
「おーい、どうした？あ、宏光、さんきゅー」
入口でまごまごしてたら、幼馴染みが出てきてくれた。
「ひぃ君！！」
思わず抱きついて俺は自分の胸のドキドキを誤魔化した。
「これ、もしかして･･･オーナーの？」
「書類忘れちゃってさ、持ってきてもらったんだ」
「対応したのが私だったから良かったけど･･･ここら辺は未成年が来るにしては治安もあんまり良くないわよ？」
お姉さん、俺の時とは違って強気な話し方だ。
「わかってるよ。駅まで送っていくから。それに宏光、俺のこと何て呼ぶんだったっけ？」
「･･････秀明･･･」
「もう子どもじゃないって言ったの自分だろ？じゃあ人前ではちゃんと名前で呼べよ？」
「･･･はい」
俺はその後秀明に駅まで送ってもらったけど、店を出るまでそのお姉さんのことをじっと見続けた。
お姉さんはずっと秀明をみていたけど、俺の視線に気がつくと俺を見てほほ笑んでくれた。
トクンッ
やっぱりだ。
俺の心臓がうるさく騒ぐんだ。
さっきのは勘違いじゃない。
あの日の帰り道、俺はお姉さんに対しての恋心を自覚した。
名前も住んでいる所も分からないけど。
あのお姉さんに一目惚れをしたんだ。
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WHITE(プロフ) - まちゅみさん» まちゅみさん☆今回も良かったと言って頂けて嬉しいです♪盛大な勘違いと純情すぎるみっくん、可愛いですよね！そしてあの言葉、一緒に言って頂けるなんて(笑)ありがとうございます。次回も頑張ります(*^^*) (2017年11月26日 22時) (
レス) id: 6606f9fb9a (このIDを非表示/違反報告)
まちゅみ - いやー、今回も玉北良かったですよー！ホント、なんでみっくんはこんなに、やだ！もう！可愛い！んでしょうね!!次作も楽しみにしています(*´▽｀*) (2017年11月26日 21時) (レス) id: 20cae02adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2017年11月24日 22時
