8話 ページ9
私はただただ泣いていた
一生分の涙を流したんじゃないかってくらい泣いた
『ﾋｸｯ……ｸﾞｽｯ…す、すみませんでした』ｺﾞｼｺﾞｼ
神様の前で大泣きしてしまったことを今になって申し訳なく思った
一「いえ、謝らなくていいですよ」
はい
『神様、ありがとうございます』ﾆｺｯ
久しぶりに心から笑えた気がする
一「！…い、いえ…////」
そういえば
『昨日の神様とはお知り合いなのですか？？』
私が三日月の神様と会ったことを知っていたし…
一「はい、長い付き合いですよ。他にも沢山います。」
『そうなんですね！』
一「貴女と話したことも聞きましたよ。貴女なら、私達も是非歓迎します。」
え、
『か、歓迎？』
どういうこと…？
一「おや、1週間後には私達の元へ来るか来ないか決めるのでは？」
『へ？き、昨日の神様だけではなかったのですか？』
私達って…！？
一「全部で40以上の神様がいらっしゃいますよ。私達は貴女の到来を心待ちしております。」
『え、ええ！？よ、40ですか！？そ、そんなっ、わ、私何かが！！』ｵﾛｵﾛ
ひ、1人の神様だけでももう限界なのに
一「私達は貴女しか歓迎しませんよ。いい返事を楽しみに待っていますね」ｸｽｯ
神様はそう言うと、昨日同様桜吹雪と共にその場から消えた
昨日も思ったけど、消え方まで美しい…
『戻らなきゃ……』
戻りたく…ないな
ｶﾞﾁｬｯ
『…ただいま』
母「どういうことよ！？この前引き取るって言ったじゃない！？」
ﾋﾞｸｯ!な、なに？
リビングからお母さんの怒鳴り声が聞こえ、急いで覗いた
母「は！？意味わかんない！こっちはもういらないのよ！さっさとあの子を引き取りに来なさい！！」
ｶﾞﾁｬｯ
『………』
母「もう時間がないって言うのにっ！……え、A、か、帰ってきたのね？」
『お母さん、引き取るって何？私、お父さんの所に行くの？』
母「き、聞いてたの！？……はぁ、そうよ、貴女にはあの人の所へ行ってもらうわ」
お母さんは今までにない冷たい声でそう言った
母「なのにあの人は、再婚で子供もいるから無理って……」
これが、本当のお母さんだったの？
優しいお母さんは全部、嘘だったの？
母「私にはもう隆夫しかいないのにっ…」
ああ……今回もまた、お母さんに選ばれなかった
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めい(プロフ) - 咲夢.*?さん» いえいえ♪私も書いてみたかったですし！本当に見てくれてありがとうございます！ﾍﾟｺｯ (2020年5月29日 14時) (
レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
咲夢.*?(プロフ) - わーっ！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 早速！ありがとうごさいますっ！これも最後まで応援してますっ！頑張ってください。 (2020年5月29日 11時) (レス) id: a5a2370069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい | 作成日時：2020年5月29日 7時
