48話 ページ49
薬「いたか！？」
厚「離れも探したけどいなかった！！」
骨「馬小屋にも畑にもいない。」
乱「どこ行ったんだろう……」
夕餉の時間になっても帰ってこないAと包丁を全刀剣たちが本丸中を探した。
だが、何処を探しても2人を見つけられなかった。
三「本丸にいないということは、外…」
小狐丸「もう日が暮れるというのに…」
焦りの中、1人の刀剣が言葉を発した。
物「あの、僕が探しに行ってもいいですか？」
「「「！！！」」」
加「あ、そっか！！物吉の幸運でもしかしたら見つけられるかも！！」
加州の言葉に皆が顔を輝かせた。
三「ふむ。全員で行くのも少々危ない。物吉を入れて6振りの刀剣で行った方がいいな。」
一「私に行かせてください。包丁が外へ出たのも私のせいです。」
三「あい、わかった。一期一振、物吉貞宗、あと4振り。」
結果、行くことになったのは、物吉、一期、蜻蛉切、太郎太刀、鳴狐、加州の6振りになった。
留守番の刀剣達は心配そうにしながらも、2人をよろしく頼むと伝え、6振りを見送った。
加「どこに行けばいいかわかる？？」
物「んー…こっちだと思います！」
手がかりもない状態で、5振りは物吉の勘に頼るしか無かった。歩き進んで約20分、着いたのはギリギリ結界内にある小さな山の麓だった。
小さいと言っても登るのには一苦労かかりそう。本当にここなのかと刀剣達は心配になってきた。
太「山ですか…山伏殿もご一緒ならば良かったかもですね。」
お供「ｸﾝｸﾝ 獣の匂いはしませんぞ！この山は安全なはずでございます！！」
物「きっとこの山のどこかに居ます！行きましょう！！」
物吉を先頭に、他の刀剣達も歩き始めた。
ーーーーーちなみにA達は
包「美味しいい！！」
『ふふ、良かったです！もうひとつありますよ？』
お腹が空いた包丁に、Aはポケットにあったクッキーをあげた。
包「主は食べないの？？」
『はい！お腹は空いてないです！遠慮なく食べてくださいね』ﾆｺｯ
Aの言葉に甘え、包丁はパクパクとクッキーを口に入れた。
『(誰か、気付いてくれないかな…)』
日が暮れ始めたことに不安を感じながらも、包丁を安心させるように元気に振舞った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - 咲夢.*?さん» いえいえ♪私も書いてみたかったですし！本当に見てくれてありがとうございます！ﾍﾟｺｯ (2020年5月29日 14時) (
レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
咲夢.*?(プロフ) - わーっ！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 早速！ありがとうごさいますっ！これも最後まで応援してますっ！頑張ってください。 (2020年5月29日 11時) (レス) id: a5a2370069 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい | 作成日時：2020年5月29日 7時
