40話 ページ41
〜優side〜
あの時、Aが俺に助けを求めた時
ーーー『優っ…助けて……！』
ーーー「…悪ぃ、他のやつにしてくれ」
俺の両親はまあなんていうか、スパルタでな。高校受験に向けて勉強してく内にストレスが溜まった。
そんな中、あいつを救うほど俺には余裕がなかった。
めんどくさい、受験が重要、親の期待に応えなきゃ…俺の頭にはそれしか無かった。
高校は同じところに入り、あいつは相変わらずいじめにあってた。受験も終わった今なら助けてやれる、そう思ってたのに、なぜか足が動かなかった。
俺は怖かったんだ。助けたら次は俺がターゲットになるんじゃないかって。助けてやりたいのに、あいつが辛そうにしてるのに。
ーー先「隣のクラスのAAか？確か3週間も学校に来てないと聞いたが。」
学校で見かけなくなり、心配で担任に聞いたら、あいつは既に学校に来なくなった。
家に行っても、あいつをいじめてたやつに聞いても知らないって言われた。
たまたま暇つぶしでショッピングモールに来たら、あいつに会った。5人の人達と一緒に歩いていた。
あいつの笑顔を久しぶりに見た。幸せそうだった。
あいつが1人になったところを見計らって声をかけた。案の定拒絶されたが、それでも諦めない。
俺は謝った。あいつを今まで助けなくて、ずっと傍観してたことを。
優「…今、幸せか？」
『うん…すごく幸せ』(微笑)
俺、お前にあんなに酷いことしたけど、それでも
優「これで最後にするから。今まで悪かったな。大好きだったぜ、A」ﾁｭｯ
本当は口にしたいけど、後ろにいる美男美女たちが怖いからやめといた。
あいつらがAがいってた奴らかな？愛されてるな。
『え、////』
可愛い顔して相変わらず男に免疫ないよな笑
優「後ろが怖いから俺もう帰るな！じゃあ」
未練タラタラじゃモテないよな。大丈夫、もうケジメ着いたから。
ーー『私ね、ずっと優と一緒にいたい！』
ーー「じゃあ俺が毎日笑わせてやるからな！」
俺じゃできなかった。誰か知らないけど、さっきの奴らならお前を笑わせられるって信じてるから。
A、本当に大好きだったぜ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - 咲夢.*?さん» いえいえ♪私も書いてみたかったですし！本当に見てくれてありがとうございます！ﾍﾟｺｯ (2020年5月29日 14時) (
レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
咲夢.*?(プロフ) - わーっ！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 早速！ありがとうごさいますっ！これも最後まで応援してますっ！頑張ってください。 (2020年5月29日 11時) (レス) id: a5a2370069 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい | 作成日時：2020年5月29日 7時
