33話 ページ34
母「……た……ゆ……ね」
『な、なんて言ったの？？』
よく聞こえなかった。私がそう言うと、お母さんはすごい勢いで顔を上げ、私を睨みつけてきた。
母「どうせあんたが誘惑したんでしょ！？顔がいいからって調子に乗ってっ！」
『え、』
お母さん今なんて言った？私が誘惑？？ははっそんなわけないじゃん。何言ってるんだろう。
男「！！ｸｸｯ そうだ！お前がいない時、こいつが俺を誘惑したんだ！お前と顔が似てるからつい…ごめんな？」
はぁ？こいつまじ地獄いけや…
母「大丈夫よ？全部こいつが悪いんだから。こんな悪女が娘だなんて……」
『お、お母さんっ！違u母「あんたなんか」』
母「産まなきゃ良かったわ」
一「っ！主殿、聞いてはなりません！」
その言葉を聞いた瞬間、一期様に耳を塞がれた。こめんなさい一期様、聞いちゃったよ。
『…ははっ、そう。いいよ、じゃあお幸せにね？まあ、無理だろうけど』
さよなら。そう言って私は一期様の手を引いてその場を去った。産まなきゃ良かったなんて親が言うことじゃないでしょ？お母さんがこんな人だとは思わなかった。
一「あ、主殿……」
私に手を引かれている一期様が心配そうに見てきた。
『あ、ご、ごめんなさい！いきなり手を引いたりしてしまって！！』汗
ああ、強く握ってないよね？痛くしなかったかな？？
一「い、いえ！気にしないでください！！！」
『は、はい！…一期様、心配しなくてももう大丈夫ですよ？？』
一「え、」
まあ少し悲しかったのは確かだけど
『お母さんがあんな人だったなんて、失望しましたよ。もう吹っ切れたので大丈夫です！』ﾆｺｯ
そっちが捨てるのならこっちも捨てればいい。なぜか心が軽くなった。きっと溜まってたんだろうな。
一「主殿、無理はしてませんか？」
『はい！心が寧ろ軽くなりましたよ？これでもう現世に未練はありません。一期様、これからも末永く宜しくお願いしますね！！』
一「！！…はい、宜しくお願いします」ﾆｺｯ
もう心残りはない。大丈夫、これからは皆と一緒にいる。
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めい(プロフ) - 咲夢.*?さん» いえいえ♪私も書いてみたかったですし！本当に見てくれてありがとうございます！ﾍﾟｺｯ (2020年5月29日 14時) (
レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
咲夢.*?(プロフ) - わーっ！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 早速！ありがとうごさいますっ！これも最後まで応援してますっ！頑張ってください。 (2020年5月29日 11時) (レス) id: a5a2370069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい | 作成日時：2020年5月29日 7時
