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「え？は、はい」
『僕、山田ていいます、芸人やってるんです、ラニーノーズっていう。たぶん知らないかもしれんけど、すぐ近くの劇場の舞台立って漫才してます。よかったら観に来てもらえませんか？いや、是非来てほしくて、これチケットです！』
一気にまくしたて、彼女にむかって両手でチケットを差し出した。
・・・受け取ってくれ！
お辞儀するように下を向いてるから彼女の表情は見えへん。
見えへん、けど、しばらくの沈黙と俺の手から離れないチケットがその返事のようで・・・
おそるおそる姿勢を戻すと、彼女は申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
「あの・・・」
やってもうた・・・か。
『いや、あの、すいません、突然に。こんなんびっくりしますよね、ハハッ』
気不味さと恥ずかしさを渇いた笑いでごまかす。
「いや、あの、」
『いきなり迷惑ですよね、あ、気にせんといてください。いや、もぉ全然！ごちそうさまでした、美味しかったです、じゃあ、』
「健人くん！」
へ？
いきなり下の名前を呼ばれる。
俺言ったっけ？
「私、知ってます、ラニーノーズさん」
『えぇっ、』
「お客様なので舞い上がらんように接客してました」
え、そうなん？
知ってくれてたんや。
「チケットもう買ってるんで、週末行く予定です」
『ま、マジで？』
小声で話すAさんに思わずタメ口になってまう。
「ちなみに・・・割引券も、健人くんにしか渡してません」
にこ。
キュン♡
これ・・・期待していいよな？
いや、両想いってことでいい？
end
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まゆゆん - ありがとうございます！！本当に、ここのお話大好きなので更新楽しみにしてます🥰🙏 (2022年9月8日 9時) (
レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
MI(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうごさいます。多田さんカッコいいですもんね。お約束はできませんが多田さんのお話も考えておきます。思いついた時に書かせていただきます。 (2022年9月7日 21時) (レス) @page34 id: 77b68ede4f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - いつも楽しく読ませていただいてます！リクエストなんですが、トット多田さんでお話かけますでしょうか？お願いします🙏💓 (2022年9月7日 9時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kimi | 作成日時：2022年3月10日 18時
