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打合せ終わり、小部屋にひとり残ってたAを見つけた。
一点を見つめてボーッとしとる。
そらショックやったやろなぁ・・・いきなり相方がブチ切れて辞める、やなんて。
酷い仕打ちや思ったけど、最後に佐藤はAを心配しとった。
「もうちょっとしんどなってまいました。あいつの言うとおりにも出来ひんし。怒られて。でも俺にも変にプライドあって、」
「俺はあいつを活かせられないんです。野村さんになら任せられます」
任せられる、て。
世話係ちゃうぞ？
やけど、
『A、』
「あっ、の、のむさん・・・」
すがるような目にドキッとした。
『・・・ちよっと、飲みに行くか？』
「私、間違ってたんですかねぇ・・・」
可愛い顔して酒を煽るように飲み、呟く。
「佐藤と売れたかったんですよ、面白い漫才して賞取って有名なって稼いで、」
「頑張っていこう言うて・・・、押し付けにしかなってなかったんですかね、」
言いながらさらに落ちていってるようや。
『間違ってへんよ、お前も佐藤も』
「え、」
『ま、佐藤の最後のやり方、あれは間違ってるぞ？』
「でも私がそこまで追い込んだんですね・・・言えば分かる思てたんですよ・・・」
『一生懸命やった結果、そうなっただけや。お前には才能ある。喋りも上手いし。佐藤も下手とちゃうねん。お前が上手すぎるんや』
俺が誰ぞから言われた言葉。
そう、俺に似てるねん。
ちゃうのは元気で明るく可愛気があってみんなから好かれとる。
佐藤も嫌いではなかったんやろうな。
『今後どうしていくか、いつでも相談にはのるし。お前が辞めるのは勿体無い。ピンか、新たな相方を探すか』
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まゆゆん - ありがとうございます！！本当に、ここのお話大好きなので更新楽しみにしてます🥰🙏 (2022年9月8日 9時) (
レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
MI(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうごさいます。多田さんカッコいいですもんね。お約束はできませんが多田さんのお話も考えておきます。思いついた時に書かせていただきます。 (2022年9月7日 21時) (レス) @page34 id: 77b68ede4f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - いつも楽しく読ませていただいてます！リクエストなんですが、トット多田さんでお話かけますでしょうか？お願いします🙏💓 (2022年9月7日 9時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kimi | 作成日時：2022年3月10日 18時
