Ｎ_告白01 ページ30
your side
それからばくのすけさんは予定があるとかで
帰っていかはった。
野村さんとふたりでお店まで行く道中、終始無言。
私の少し前を歩いて、時々後ろをチラリと見て私が着いてきているか確認してはるよう。
いつものお店に入って、席についても、野村さんは足を組み、頰づえをついて、違う方向に目を向けてはる。
注文時しか野村さんの声は聞けてない。
怒って、はるのかな？
また自分で断れなかったから、"面倒くさいやつやなぁ"的な。
"世話やかすなや"みたいな。
はぁ・・・嫌われたくない...
飲み物と料理が運ばれてきたタイミングで
思いきって話しかけた。
『あの、野村さん』
『すみませんでした、また助けてもらって。情けないですよね、いい大人が。前にも言うてもらってたのに。
もうご迷惑おかけないようにするんで・・・』
私が話している最中、こちらを見てくれていたが、
話し終わると、両手で顔を隠すような仕草。
そして、はぁ〜と大きなため息。
あ・・・呆れられてる、と思ったとき、
「ちゃうねん」
『え？』
「ちゃうねんって・・・」
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MI(プロフ) - star1020様＿コメントいただけるなんて思っておらず、お礼が遅くなりすみません。ありがとうございました。 (2021年1月4日 21時) (
レス) id: 77b68ede4f (このIDを非表示/違反報告)
star1020(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもステキな物語でした。 (2020年11月22日 9時) (レス) id: 16a671a453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kimi | 作成日時：2020年8月16日 12時
