Ｎ_意識04 ページ23
nomura side
洲崎からきたお店の地図をAちゃんに見せ、
ふたりで向かう。
さっき言った言葉・・・
『ホンマに嫌やったら、笑わんと嫌な顔して断らなあかんで』と言った時、
明らかにAちゃんの表情が変わった。
真顔の強張るような・・・。
あーーーー、いらんこと言うてもうたかなぁ〜
お店に入ると、既に洲崎は着いていて、
その向かいに座り、Aちゃんは隣に座った。
「前もこの席順でしたね」
彼女が笑いながら話すその顔に、
無理してへんか〜・・・、大丈夫か〜・・・、
・・・傷ついてへんか、
気になってしゃーない。
気を紛らわそうと、ハイペースで酒を飲む。
寝てないこともあり、急激に眠気が襲ってきた。
suzaki side
だいぶ飲み食いした数時間後、
マネージャーからの電話で15分間程席を外した。
電話スペースから戻ろうとしたとき、
のむさんがテーブルに突っ伏しているのが見えた。
マジですか・・・
せっかくAちゃんと飲み会出来て、
偶然でも二人っきりにしたのに！
店についてからも、酒飲むスピードが早くて
緊張してる？ かわいいとこありますねぇ〜
と思っとったら、女の子の前で寝るとは。
あの人は仕事しかできひん人ちゃうか？
隣に座っているAちゃんは、テーブルに肘をつき
両手で顔を挟み首をかしげて、のむさんを見てる。
彼女もまあまあ飲める方で、少し顔が赤みが差し
目も潤みだしてる。
また可愛い仕草を・・・。
すると左手を外し、ゆっくりとのむさんの髪に
触れて・・・撫でた。
何とも言えない優しい表情で。
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MI(プロフ) - star1020様＿コメントいただけるなんて思っておらず、お礼が遅くなりすみません。ありがとうございました。 (2021年1月4日 21時) (
レス) id: 77b68ede4f (このIDを非表示/違反報告)
star1020(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもステキな物語でした。 (2020年11月22日 9時) (レス) id: 16a671a453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kimi | 作成日時：2020年8月16日 12時
