５６話：小学生時代�キ�「変えたのは」 ページ10
『おかあさん？』
本来の言いたいことが言え出せなくなり、とりあえず呼びかけてみる。
「なに？」と返ってはきたが明らかに雰囲気が怖い。
どうして？私は変なこと言ってしまったのだろうか。
お母さんが何に対して不機嫌になっているのか分からずに戸惑ってしまう。
一度呼びかけたのに私が要件を言わなかった。
小さな積み重ねとはこういうことらしい。
「ねぇ、用事があるんでしょ？なんで言わないの。」
『ぁ……。』
テレビに映っていた顔が私を見ている。
この表情と声色は何度も見て記憶に刷り込まれているもので
これ以上怒らせてはいけない状態だと頭の中で警報が鳴り響いている。
母は椅子から腰を上げて立ち上がると私の方まで歩いてきた。
早歩きの影響でパタパタとスリッパの音を鳴らしてこちらにくる母と、少し構えるような手。
反射で自分の頭を守る体勢に入った時だった。
ピンポーンッ
玄関のチャイム音が聞こえて母の行動が一瞬で止まる。
恐怖で頭が支配されていた私もこの音で我に返ることができた。
そうだ、加藤君を玄関前に待たせたまま何分経ったいるんだろう。
母に一言だって伝えられもせずに。
今からでも話そうと母に向き合えば先に行動を起こすのは相手。
私を押しのけて玄関へ向かっていってしまったのだ。
慌ててそのあとを追い、声をかけても「あとにして。」と不機嫌そうな声で言われる。
これ以上怒らせるのはよくないと分かっているのに、口を閉ざすことはなく母を呼び止める私。
それもすべて無視をして母は玄関まで行き、扉を開けてしまった。
「はーい。どちら様ですか？……あら。」
先ほどまで聞いた声を疑うほどの変わりよう。
優しい声で対応する母の後姿を立ち止まって見るしかできないでいた。
「とつぜん失礼します。加藤空桔です。
憶村さんと一緒に遊びたいなと思ってうかがいました。」
「そう、貴方が加藤君ね。」
５７話：小学生時代�キぁ嵜道劼琉磴ぁ廣�←５５話：小学生時代�キ◆嵒垪澆�どうか」
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ビーZ(プロフ) - なめこさん» コメントありがとうございます！本編へのつなげ方は２パターンを考えているので、私自身も書き込みながらその時の状況に応じて決めた行きたいと思います。 (5月4日 3時) (
レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ - どう本編につながるのか楽しみにしてます (5月2日 22時) (レス) @page22 id: 04a092aa65 (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» 気付きをくれたありがたいコメントです。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» コメントありがとうございます。言われて「確かに…！！」となりました。言葉では出てきていてもキャラや時間軸も不明なまま進めているので、ヒロアカの設定だけ小説になってました。早めにキャラ絡みや時間軸を明確にするようにします。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
あ。 - これはヒロアカではない。 (5月1日 7時) (レス) @page22 id: 686a7a1374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B太 | 作成日時：2024年1月5日 15時
