５５話：小学生時代�キ◆嵒垪澆�どうか」 ページ9
玄関前まで着き、加藤君にそのまま待機してもらう。
初めにお母さんが家に居るか確認しないといけない。
ランドセルから鍵を取り出してドアを開ける。
ゆっくりとドアの隙間から靴を確認すれば、母のものがあった。
『お母さん、居る。』
「おけ。じゃあ待っとく。」
加藤君の返事を聞いて家の中に入れば、リビングからテレビの音が聞こえる。
珍しい。この時間帯で寝てないのか。
けどお母さんを起こして聞くより断然いいことだ。仕事で疲れて寝ているんだし。
そう思いながらリビングに居る母の元へ歩いていく。
「あら、おかえり。早いわね。」
『うん。今日は４時限目までだったから。』
お母さんの機嫌も悪くなさそうでホッとする。
これなら聞いても問題ないかもしれない。
手を洗いに洗面所まで行き、手を濡らしていると母から声がかかる。
「あんた、今日テストだったんでしょ。
いつテスト返ってくるの。」
『算数は早くて明日返ってくるって。
それ以外は明後日かな。』
「ふーん。前回８７点だったけどちゃんと勉強したの？」
『やったよ。今同じクラスの加藤君とテストの点数で競争してるから。』
うん、大丈夫そうだ。
そう思い本題を切り出そうとリビングに戻る。
しかし先に聞いてきたのは母だった。
「加藤君って？去年まで一緒のクラスだったっけ？」
『去年までは１組だったの。今年同じクラスになって友達になった。
あの、それでさ。』
「フルネームは？」
『えっと、加藤空桔くんだよ。』
加藤君の話題を出したあと、テレビそっちのけで聞いてくる。
最近母と喋れていなかったのもあり少し嬉しくなって私も話にのって応えていく。
本題は話が終わってからでもいいかな。
いや、でも待たせてるし早く終わって聞かないとな。
「その子は頭いいの？顔はカッコイイ？」
『え。う、うん。よく１００点取ったりするよ。
カッコイイかは分からないけど、とても優しい。』
「お母さんは何してる人か聞いたりした？」
『うーん……。お母さんは近くのコンビニで働いてるって言ってた。』
「へー。じゃあお父さんは？」
『お父さんは良く出張に行くっていうのは聞いた気がする。
何のお仕事かは聞いてないけど……。』
「……ふーん。まぁでもパートだけの小遣い稼ぎができる余裕があるから
収入がいい仕事してるんでしょうね。」
あれ？なんだろう。
先ほどまでの明るい雰囲気が変わった気がした。
５６話：小学生時代�キ�「変えたのは」→←５４話：小学生時代�キ 岼貊錣傍△詁察�
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ビーZ(プロフ) - なめこさん» コメントありがとうございます！本編へのつなげ方は２パターンを考えているので、私自身も書き込みながらその時の状況に応じて決めた行きたいと思います。 (5月4日 3時) (
レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ - どう本編につながるのか楽しみにしてます (5月2日 22時) (レス) @page22 id: 04a092aa65 (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» 気付きをくれたありがたいコメントです。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» コメントありがとうございます。言われて「確かに…！！」となりました。言葉では出てきていてもキャラや時間軸も不明なまま進めているので、ヒロアカの設定だけ小説になってました。早めにキャラ絡みや時間軸を明確にするようにします。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
あ。 - これはヒロアカではない。 (5月1日 7時) (レス) @page22 id: 686a7a1374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B太 | 作成日時：2024年1月5日 15時
