６０話：小学生時代�キА嶌Ｆ�の運勢１」 ページ14
今日は朝からダメだった。
いや、昨日からもうダメだったのかもしれない。
加藤君が帰ったあと、お母さんは勉強部屋に私を連れて行き寝るまでずっと一緒に居た。
ご飯を食べている時も隣に教科書を置かれて「読みながら食べろ。」
トイレに行くときも暗記カードを持たされ「単語を覚えろ。」
お風呂に入っている時はさっきやったことが覚えているか口頭で質問をされた。
なんでこんなことになったのかよく分からない。
加藤君と会って話したことで“何か”が母の中で引っかかったのだろうけれど。
けど、今回はそういったタイミングが悪すぎた。
「……ねぇ、何よこれ。」
ランドセルを開けて中身を母が取り出していると、透明なファイルに挟まった絵を手に持っていた。
言われるまで忘れていたそれを見て血の気が引いていく。
母が持っているのは加藤君に頼まれた模写した絵。
明日色を塗って渡すと約束をしたが、ペン入れが終わっていなかった。
だから、家でやろうと思い持って帰ってきていた。
「こんなことしてるからテストの点が悪いのよ！！」
『やめて、ごめんなさい！でもそれはッ。』
「言い訳をするな！どこでこんなのを覚えてきて…………。
あぁ、あの子ね。」
母の低くなる声と雰囲気で私は手が出せなくなる。
誰かに触発されて今回のように母も教育熱心になることは何度かあった。
そのたびに「この人がそうやっていた。」「ここでなら個性がでるかも。」と過干渉モードになってしまう。
過干渉モードになれば何がいけないのか。
「A、そうよね。これは加藤君に教えてもらったんでしょう？」
『ぁッ…………ごめんな、さい。』
「あの子は“ちゃんとできてる”から遊んでもいいし、好きなことしてるの。
あなたは“何もできてない”じゃない！！！」
バシンッ!!!
大きく頭を叩かれ、その勢いで先ほど座っていた椅子を巻き込んで倒れる。
お母さんの次の行動は分からない。
叩かれた時の痛みを減らすためか怖いからか頭を守るようにその場でうずくまる。
バシンッと続けて叩かれた。
その次は手ではない何か物で叩かれる。
カラカラと何度か叩かれるたびに床に広がっていのは鉛筆や消しゴム、分度器など
今叩いている物は私の筆箱だと頭の隅で理解した。
６１話：小学生時代�キ─嶌Ｆ�の運勢２」→←５９話：小学生時代�キΑ峭佑┐襪里蓮�
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ビーZ(プロフ) - なめこさん» コメントありがとうございます！本編へのつなげ方は２パターンを考えているので、私自身も書き込みながらその時の状況に応じて決めた行きたいと思います。 (5月4日 3時) (
レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ - どう本編につながるのか楽しみにしてます (5月2日 22時) (レス) @page22 id: 04a092aa65 (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» 気付きをくれたありがたいコメントです。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
ビーZ(プロフ) - あ。さん» コメントありがとうございます。言われて「確かに…！！」となりました。言葉では出てきていてもキャラや時間軸も不明なまま進めているので、ヒロアカの設定だけ小説になってました。早めにキャラ絡みや時間軸を明確にするようにします。 (5月1日 20時) (レス) id: 2d2fb7c60c (このIDを非表示/違反報告)
あ。 - これはヒロアカではない。 (5月1日 7時) (レス) @page22 id: 686a7a1374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B太 | 作成日時：2024年1月5日 15時
