緑谷 side ･ 窓からの邂逅 ページ10
駆け寄られた生徒…茶髪で豚のヘアピンをつけた
2人は少し話したあと､どこからか僕のノートを拾ってきて僕たちの教室の真下に来た｡
何やら､希くんが謎の瓶を床に投げつけ､謎のパーティクルに包まれたかと思ったら3階にある僕たちの教室まで軽くジャンプして飛び込んできた｡
zm 「あ､急に飛び出してごめんな…ちょっと久しぶりに見た友達がいたからな!」
そう人が変わったように話す希くん｡その直後､さっき希くんと話していた人が後を追って窓に飛び込んできた。
???「こいつ…"ゾム"が急にごめんな｡びっくりしたやろ?……後､このノート誰のなん?」
可愛らしい見た目から想像出来ない流暢な関西弁で話し始める｡ゾム? 希…ノ"ゾム"…あ､希くんのあだ名かな？
『僕のです…』
???「どうなったらこんなボロボロの水浸しノートになるねん､ノートは出来るだけ直しといたからな…」
と､呆れたように言われながらノートを渡される｡かっちゃんに爆破されて欠けた部分は直っていないが､焦げや水浸し? だったであろうところが綺麗になっている｡
そんな突然現れた"彼女"にかっちゃんが問う｡
爆 「お前､誰だァ?」
sha「あぁ…3年C組の 陽野 紗緒 です〜よろしく〜」
威圧を物ともせず笑顔で自己紹介する陽野さん｡
爆 「……ていうか､希ゥ! お前なんで3階から飛び降りて無傷なんだよ!!」
思い出したようにかっちゃんが言う｡
zm 「え､普通に考えて3階から飛び降りても無傷はよ───」
sha「ゾムさんストップ､それは普通じゃないんや｡」
明らかに希くんは普通に考えて､3階から飛び降りは余裕…と言おうとしたのだろう｡
爆 「お前らなにもンなんだよ…」
頭を抱えて苦々しく聞くかっちゃん｡
それに2人は
「「あ､その辺は詮索せんとってな?」」
笑いながら言う2人だが､そこには底知れぬ恐怖のような圧があった｡
zm 「よし､帰るか…シャオロン｡」
窓枠にそっと足を掛けた希くんにため息をついて注意する陽野さ
ん｡
sha「ゾム､お前…何また飛び降りようとしてんねん｡」
zm 「別にいいやん､シャオロン…」
sha「いや、お前まだ上靴履いたまんまやろ｡先に待ってるからはよ靴履き替えてこいや｡」
zm 「あ…そうやな!」
そういうと､陽野さんは普通に窓から飛び降り､希くんは風のように走って去っていってしまった｡
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なべる(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！ とても嬉しい言葉､ありがとうございます…更新頑張ります！ (12月27日 18時) (
レス) id: 41846b4a21 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ面白いです…！更新待ってます、頑張ってください！ (12月27日 9時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむはむパラダイス | 作成日時：2023年10月16日 18時
