緑谷 side ･ 群青になびく緑色 ページ9
時は少し遡り､ホームルーム直後…
(今朝の事件､ニュースサイトのトップだ！早く帰ってノートにまとめなきゃ!)
そんなことを考えていると､かっちゃんに声をかけられた｡
爆「用はまだ済んでねーぞデク!!」
バッ､と僕のヒーローノートを取り上げられる｡
「カツキ､何それ?」
かっちゃんの友達も絡んでくる。
「将来の為のヒーロー分析ぃ? マジか!く〰︎〰︎緑谷〰︎!!」
『いっ､いいだろ、返してよ！』
僕がかっちゃんにそう訴えかけると､かっちゃんはボム､と僕のノートを爆破した。
『え〰︎〰︎! ひどい！』
かっちゃんが僕のノートを窓の外に放り投げた｡そして､ため息をついてなぜか呆れたように語る｡
なぜかまだ教室にいた希くんはそんなかっちゃんを見て眉間を寄らせている｡
爆「─トップヒーローは大抵､学生時代から逸話を残している。俺はこの平凡な市立中学から初めて､雄英進学者っつう箔をつけてぇのさ。」
「まぁ完璧主義者なわけよ｡…つうわけで一応さ、雄英受けるなナードくん！」
煙がまだ出ている掌を肩に置かれ､にっこりと言われる｡……僕だって､みんなを助けるヒーローになりたいのに…
爆「まぁ?そんなにヒーローになりたいならいい方法あるぜ
─来世は個性が宿ると信じて屋上からワンチャンダイブ!」
その言葉を聞いた希君が1つ､呟いた｡
zm「か､カツキ君､それはもう 自 殺 教唆やで…あ､教科書あった｡」
よかった〜､と胸を撫で下ろす望くん｡望くん､教科書探してたんだね｡…じゃなくて､望君がかっちゃんに注意したせいで､かっちゃんのターゲットが望くんに移ってしまった｡
爆「あぁﾞ? 希､お前も文句つけるんかぁ?」
zm「もし､それで､出久君がほんまに飛び降りたら──」
希くんが途中で言葉を止め､窓の外を見つめて目を丸くする｡
──まるで､それはありえないものをみたと言うような反応で｡
zm「は…?シャオロン!?」
希くんが滅多に出さないような大きな､とても嬉しそうな声で叫びながら駆け出す｡……開いている窓枠に足を掛けて外の真っ青な宙に飛び出す｡快晴になびいた緑のパーカーはとても映えていて｡
─それはあまりにも非現実的で｡……じゃなくて､突然､希くんが
『希くん!!?』
爆「希!?? 何してんだよ!!」
窓に駆け寄り､下を見てみると､とても綺麗に着地を決めた希くんが1人の生徒に駆け寄っている姿が見えた｡
緑谷 side ･ 窓からの邂逅→←Q効率的に3階に上がるには?
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なべる(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！ とても嬉しい言葉､ありがとうございます…更新頑張ります！ (12月27日 18時) (
レス) id: 41846b4a21 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ面白いです…！更新待ってます、頑張ってください！ (12月27日 9時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむはむパラダイス | 作成日時：2023年10月16日 18時
